古代ユダヤと鬼道

仏教には顕教と密教の二つがありますが、
ユダヤ教にもカバラと呼ばれる体系があります。

カバラの古典ゾハール以前の最も重要な書とされる
セフェル・ハ=バヒール(輝きの書)では、
不幸な義人がいる理由を前世の悪行によるものとし、
古代ユダヤに輪廻転生の思想があった事を伺わせます。

キリスト教では輪廻は否定されていますが、
メタトロン(ミトラ)が悪魔扱いされるなど、
正典の編纂により異端とされ切り捨てられた
数多くの思想があります。

ペルシャによりバビロニア捕囚から解放され
ゾロアスター教との関わりを持ったユダヤ教は、
ミトラ信仰を取り込むなどの変化を遂げます。

この頃に一神教化するに伴い様々な文献が作られたのか、
モーゼの伝承は他の神話や伝承と類似点があります。

それ以前のユダヤ教はどのような物なのでしょう。

バビロニア捕囚からイスラエルに帰還したのは
南朝ユダ二氏族とされていますが、
北朝イスラエル十氏族は行方不明とされます。

モーゼは黄金の子牛の像を祭ったイスラエルの民を
シナイ山から下りてきて大虐殺していますが、
イスラエルに牡牛信仰があった証拠でしょう。

ミトラ神には牛殺しの神話があり、
菅原道真は人なのに天神と呼ばれ
なぜか牛の像が祭られています。

牛には二つの角がありますが、
古代アジアで鬼神の祭祀が行われたのは
様々な文献に記されているところです。

古代ユダヤにも鬼道が存在したのでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする