志多羅神事件は兵庫から起こりましたが、
兵庫県と志多羅神事件の関係を探ると、
この地と卑弥呼の因縁が見えてきます。
兵庫県には全国神社に冠たる二十二社に選ばれた
日本書記にも記載される古社が鎮座しています。
廣田神社は201年に神功皇后が創建したとされ、
天照大神荒魂を主祭神とする兵庫県第一の古社で、
京都から西にあるので「西宮」と呼ばれます。
明治時代には最高位の官幣大社に列格し、
神社の中でも重要な地位にある事が分かります。
御祭神の天照大神荒魂以外に祀られるのが、
第一脇殿:住吉大神
第二脇殿:八幡大神(應神天皇)
第三脇殿:諏訪建御名方大神
第四脇殿:高皇産霊大神
の神々とされているのですが、
住吉大神と建御名方大神以外は
ブログで色々書きましたね。
神功皇后=卑弥呼説は記事にしており、
建御名方については三遠式銅鐸の本に
詳しく書いておいたのですが、
住吉大神について書くかは分かりません。
高皇産霊大神はギリシャ神話では
ゼウスに対応していますが、
景教では別の存在と対応された
可能性がありそうです。
太平洋戦争以前の由緒書きには
主宰神が瀬織津姫と記されたそうで、
この神は奥三河にも縁があります。
兵庫県にはかの高御座神宮も鎮座し、
様々な地に勢力を広げた安曇族の
重要な地であった事が分かります。
奥三河の設楽と兵庫県の志多羅が
安曇族の線で結ばれる事は
了承できると思いますが、
これ以外にも関係はある事は、
花祭の本に書いておきました。
瀬織津姫に連なる隠された神々は、
花祭から「ええじゃないか」に至るまで
この国の深層から影響を及ぼし続け、
死んだ歴史ではない事が分かるでしょう。
コメント
安曇族とは近江高島市安曇川近辺出身の継体天皇(福井県育ち)にも関わるのでしょうか?
まだ行っていないのですが、安曇川近辺には石に刻まれた古代文字が残された神社があるようです。
それと古代日本人が西洋で教えたこと? ギリシャ神話、ピラミッド(建築)、シュメール(文化)、星座。ですか?
イギリスのストーンヘンジは2019年、東洋人のDNAを引く民族が作ったことを公表しています。
(2019年以前は認めなかった)
ブログでは断片的におっしゃる事を理解しても、全体の繋がり、全世界の繋がり、カタカムナ人(日本人)が及ぼした影響を、確証をつかんでなくても推理的で構いませんので、体系的にまとめて頂ければ、日本人としてわかりやすいです。
まさひろさん、初めまして。
継体天皇については『平将門の深層』に書いておきましたが、外来系の感じがしますね。
世界的な繋がりについては一気にやると大変で、テーマ別にして積み上げていますが、カタカムナになると一気に史料不足になり厳しい話になりますね。
本を読んで頂ければ分かりますが、魏志倭人伝には百余りの国が日本列島に存在していた事が記されており、海外からの流入も幾つもあるので、既存の古史古伝のイメージは若干訂正が必要な気がします。
古史古伝は日本が優れていたとする説が多いのですが、だからどうすれば良いかとなると、地に足の着かない話が多い気がしています。
優れた歴史がある事が証明されたとしても、それだけで実地での動きがそれについてくるかは疑問があります。
二宮尊徳が九鬼文書を見せられた時に、無くても困らない書だと言ったそうですが、地域振興のための基礎固めとして行っているので、一般的な古史古伝の類いの情報が欲しいのであれば、他をあたって頂いた方が良いと思います。
宗教関係で優れていたとする歴史を持ち出しつつ無責任な事を行っているケースが実地であるので、そちらに流れる様な執筆活動をしたいと思っていない部分があります。
いつの時代かで話が大きく変わるので絞らないと纏まりのない話になりますが、基本的に実地と解離した情報の展開をする気がないので、分からない事は分からないとしてロマンと研究の両輪で運営出来たらと考えています。