珈琲道

桜が満開の季節となってきたので、
川沿いに桜の観賞をしてきましたが、
これぞこの島国に住む醍醐味と言った
風情ある感じを十分に味わってきました。

朝倉川の桜
朝倉川

ゴミのポイ捨ても見受けられるので、
キレイな景色を見せて貰ったお礼に
少し持ち帰ってきたのですが、
川の神のお礼なのか良い事がありました。

川沿いに珈琲豆の販売店を見つけ、
店長さんと話をしてきましたが、
珈琲の世界も奥が深いですね。

大学の時の友達が野宿研究会に入っていて、
山に上ってテントで星空を眺めながら
ランタンで沸かした珈琲を飲むという
オシャレな事をしていたのを思い出しました。

珈琲はただ飲んで終わりでなく、
トータルな雰囲気を味わう物なのが
再確認できたのは収穫でしたね。

豆を挽く時の香りを味わう事は
話を聞くまで考えた事がなかったので、
茶道でお茶を入れる時のように
禅的な時間を演出するものとして、
自分の中で格上げされました。

私は特別に酒を飲まなくても
スタバに行くだけで酔えますが、
贅沢な時間空間を自分で創造する
珈琲道が提唱されても良さそうですね。

茶道については書ける事がありますが、
日本の茶道の歴史も三遠が関わるので、
暇があったら掘り下げます。

朝倉川も雄略天皇の初瀬朝倉宮が
川沿いに存在していたところなら、
この川を眺めながら詩を詠んだ可能性を
想像しながら珈琲を飲むのもアリですね。

朝倉川の河口の豊橋公園から出土する
飽海遺跡が鬼道の行われた場所ならば、
饗宴や茶会のようなものが行われたのか、
言霊の幸わう国としての詩の朗読が
行政機関において必須であった事は、
儒教経典の『詩経』を読めば分かります。

私は作曲はするものの作詞はダメで、
深夜に書いたラブレターを衆目の面前で
朗読されるくらいにトラウマものですが、
古代ギリシャの影響の見える徐福王朝では、
ミューズの加護で文学も開花したのでしょう。

現代的な茶道のように珈琲を飲みながら
歴史を絡めたコンセプトで色々やるのは、
中々に面白い文化の創出が出来そうです。

歴史や文化的な教養の深い人と話すのは
それだけで贅沢な時間が味わえるので、
古代中国で官僚のカリキュラムに
詩経や楽経が入っていたのも頷けます。

詩は神々への祈念や外交等にも用いられ、
日本にも徐福がこれらを持ち込んだので、
この周辺の研究を十分に深めていけば、
温故知新で新たな文化が創出できそうです。

朝倉川を眺めながら珈琲会を開くとか
一回やってみたいものですが、
こう言う大人の嗜みのようなものは、
もっと出てきても良い気がしますね。

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コメント

  1. noriyukiino7 より:

    掲載ありがとうございます。
    桜も葉桜に変わり、つつじが咲き始めています。
    私は私で、山本さんのご案内で朝倉川を巡る催しを、人を集めて出来たら面白いな、と考えていました。世の中知らないことだらけ。他の方と話すことで、好奇心を刺激されますから。
    近くにお越しの際は、また是非お立ち寄りください。

    • Katsuyoshi より:

      早く珈琲が店舗で飲めるようになると良いですね。
      淹れたての珈琲を飲みつつ川沿いでつつじでも鑑賞したいので、テイクアウトが出来るようになったら教えて下さい。