謎の天皇

長い間その存在が謎とされてきた
南朝の天皇が存在しています。

長慶天皇と呼ばれるこの天皇は、
南北の争いでも熾烈な時期に関わり、
決定的に史料が少ない存在です。

江戸時代に南朝がクローズアップされ
長慶天皇の研究も盛んになりましたが、
実在したか否かは未だ不明確でした。

大正時代に古写本『耕雲千首』奥書が発見され、
八代国治氏の『長慶天皇御即位の研究』により
長慶天皇の在位が公式に認められる事となり、
大正十五年(1926)十月二十一日に、
長慶天皇が皇統の系譜に乗せられました。

長慶天皇は様々な地を転々としたようで、
当然、東三河にもその痕跡が残されています。

何でも安直にエロい事に結びつける
歴史学のフロイト派と呼ばれても
おかしくないと自分でも思いますが、
実際に研究を進めると三遠との関係で
日本史上の大きな問題となる痕跡を
見つける事が出来るのは確かです。

三遠に古代王朝が存在していたもであれば、
朝廷の運営でこれを無視するとも思えません。

長慶天皇が南北朝の時代の謎を解く
鍵の一つになると個人的に考えています。

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