危険な雰囲気のあるダキニですが、
ある次第に書いてある内容をみると
凄い存在として記されていますね。
ダキニ天は大日如来の変化身で
文殊菩薩の意から生じ
震狐王菩薩と称され
信仰する者の利益は量りがたく
すべての貧を除いて福祐を授け
その感応の顕れ易きこと
清水に映る月の如く
谷の響に応ずる如し
ダキニと文殊はこれのみに止まらず、
荼枳尼天祭文の中に記された内容にも
それ本地は大聖文文殊室利菩薩也
と関係がある事が記されており、
文珠菩薩はかなり特殊なある存在と
関わる事が分かっています。
これは岩戸開き神話の本に書いたので、
詳細は出版した後に記述するとして、
ダキニ天が徐福王朝と関係していた事が、
この一文から推察する事が可能となります。
後醍醐天皇は徐福王朝の信仰を復興させ、
それが故に汚名を着せられ真実が隠された
優れた王であった可能性があります。
徐福と言えば三遠に存在した徐福王朝で、
私の出した本と密接に関わって来るので、
ここから先が私のホームグラウンドですね。
文殊菩薩は徐福と密接な関わりがあり、
ダキニが文殊と関係付けられているなら、
B.C.200年頃に日本に持ち込まれた文明に
ダキニが高貴な神として関係しており、
多大な影響を及ぼしていたのでしょう。
私が掘り起こしたいのはこちらのダキニで、
最古のダキニの在り方は古代日本の概念を
大きく覆すだけの可能性を秘めています。