太陽の烏と月の狐

熊野には八咫烏が祀られますが、
熊野の古層に三狐神が存在するなら、
狐はどの様に扱われていたのでしょう。

三足烏と九尾狐は西王母の使いと伝承され、
西王母は東王父と対の存在とされており、
不老不死の薬を求めた徐福とリンクします。

三足烏と三狐神は三繋がりですが、
九尾は三×三なので意味ありげです。
イザナギは三貴神を生んでいますが、
日月はあっても星神の遣いは見ないので、
星神に六が関われば言う事なしですね。

鼻を洗って生まれたのがスサノオなので、
陰陽ではなく中心軸に位置する神なら、
本来はもっと重視されていたとしても
不思議はない気はしています。

徐福が目指したとされる東海の三神山に
東王父の伝承が関わっている事を考えると、
熊野で祀られる三狐神は西王母とリンクし、
三狐神に西王母が関わっていた可能性を
見出だす事は十分に可能でしょう。

東から日が上る事を考慮に入れると、
東王父は太陽に、西王母は月に関わり、
片手落ちでは駄目で双方が必要であり、
徐福王朝では両者を祀っていたのでしょう。

ゾロアスター教はミトラのみを重視し、
ルナティックが狂気を意味する等、
西洋で月が悪魔扱いされてはいますが、
日本には月を愛でる文化があります。

壬申の乱以降に一神教が流入し、
夜を照らす狐神が抹殺された可能性は、
無きにしも有らずと言った所ですね。

熊野では三足烏のみが重視されますが、
三狐神もペアで祀られていたのであれば、
両者を同格に扱わないとバランスを崩し、
様々な支障を生む原因となりかねません。

西日本優位の歴史観は西洋至上主義にも通じ、
産業革命や植民地拡大をして世界を席巻し、
バランスの欠いた搾取を続ける事により、
自滅しかねない状況となっています。

歪んだ世界にバランスを取り戻すためには、
封印された神々の復権を行う事によって、
精神的な均衡を取り戻す事も重要なのでしょう。

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