農地の確保

ウクライナ問題による小麦の高騰で
食料危機が騒がれてきましたが、
小麦価格は前から上昇し続けており、
環境破壊も継続しているので、
真綿で首を絞められる様な状況です。

むしろ一気に大きな事があった方が、
切羽詰まるまで対応しない人には
良い薬とはなりそうな話ですが、
手加減出来ればの問題になりますね。

ゆでカエルの様に少しづつ上昇すると
対応せずに死んでしまいかねず、
地産地消が東洋医学の原則なので、
そもそも輸入で贅沢をする事自体、
環境破壊として見直すべき物です。

余裕のある内に手を打とうとしても
農地の確保が問題になりますが、
移住も簡単に出来る物でもなく、
いきなり移住して栽培を始めるより、
現色々試して下地を作っておくのも
有益な手段なのかも知れません。

私の場合は土の確保も問題で、
捨てられた草や残飯や米ぬか等で
土の自作をしている所ですが、
微生物の働きは偉大ですね。

良い土を作るには時間がかかるので、
水耕栽培で間を繋ぐ事から始めると、
挫折せずに済むかも知れません。

サニーレタス辺りから始めると
メリットが大きいと思いますが、
食料の懸念が広がって来ると、
種の確保も厳しくなる可能性も
無いとは言い切れないので、
F1種でない物が良いですね。

雑草で土を作ったりしていると、
普段は体を動かしてもかかない汗が
大量に流れ出るのは不思議ですが、
スッキリして気持ち良くなります。

地霊と対話する気分を味わえる
充実した時間が持てますが、
現代では土に触れる機会すら、
自ら作らないと殆どありません。

子供の頃は土をいじるのが楽しく、
何時からか触らなくなりましたが、
童心に帰れるのも自家栽培で
商売度外視だからなのでしょうか。

商売でもピンキリでしょうが、
日本は補助金なども少なく、
頑張っている農家を支える事も
普段の買い物で意識しないと
いけない要素ではあります。

以前は虫で遊ぶのも普通でしたが、
夏なのでカブトムシを戦わせて、
辞めて、私のために争わないでと
言ってみたくもなりますね。

色々な方法を小さく試して
比較検討する事が出来るのも
自家栽培のメリットなので、
試行錯誤を楽しめるなら、
有効活用しない手はありません。

発酵に関する微生物の働きを
調べてはいるのですが、
かなり奥深く面白い分野で、
人体での微生物の働きとも
密接に関わっています。

ロシアのダーチャのように郊外で
週末農業が出来れば良いですが、
ソ連は国の主導で行われたので、
日本では主体性が求められるのが
大変かつ楽しい所でもあります。

狭い面積でも縦の面を使う事で
栽培面積を確保する方法もあり、
夏場に窓にかけておく事で、
日除けにすればオシャレです。

Amazing Ideas, Hanging garden to grow vegetables on the balcony, no need for a garden
No need for a garden, Turn a small wall into a lush vegetable garden to provide for the family
Magical salad garden straight from recycled plastic bottles

動画で見る限りは狭いスペースでも
結構な収穫が見込めそうですが、
作る野菜によっても条件が変わり、
必要な量を掴むまではテストですね。

壁を有効活用するとしても、
ほぼ棄てられた物で出来るのが
凄いと思える部分ではあります。

ペットボトル栽培をするなら、
道端に大量に捨てられているので
一石二鳥以上の物がありますが、
これをカッコ良くやる人が出れば、
かなりイメージは変わりそうです。

DIYが好きな人ならこんな感じで
マンションのベランダでも可能な
栽培方法もあったりしますが、
日本でこの発想は中々出ませんね。

How To Make A Vertical Garden With Automatic Watering To Grow Vegetables

どうせやるなら芸術性を追及し、
バビロンの空中庭園レベルまで
DIYするのも楽しそうですが、
どうも現代日本では洗練されない
イメージが付随している感を
受ける部分があります。

農業というと戦後のイメージが
主流だとは思われるのですが、
明治頃の農業の近代化の話には、
近代化しつつも古式に則った
退屈にならなずに楽しめる方法が
奨励されていた話もあります。

その古式のやり方がどういう物かは
継承されている物を見ない限り
イメージしにくいと思われますが、
想像出来ない時点で江戸時代の農業を
大して理解していない事になります。

こちらのジャンルの歴史的研究が
弱い事にも原因がありますが、
現代の農業のイメージは限定的で、
特定のスタイルのみが普遍的な物に
持ち上げられている感を受けます。

農家は米ばかり作っていたような
イメージが持たれていますが、
農耕祭祀で五穀豊穣と言うように
雑穀も盛んに栽培されていました。

雑穀は米より良くないイメージが
付随している感を受けますが、
日本の歴史から外す事は出来ず、
もっと研究を進めるべき物ですね。

米は年貢との関わりがあったので、
資料が多く残されていたとする話も
目にする事はそこそこあります。

研究していくと農業のイメージが
どんどん崩れていくのですが、
良からぬイメージで取り組んでも、
芳しい結果に繋がるかどうかは
微妙な部分を感じさせます。

商売なら間引いて捨てられる芽も
自家栽培ならスプラウトで食べられ、
雑草として排除されていた草ですら
様々な活用法が存在するだけでなく、
美味しく食べられる草もあります。

不要な制約が無い所が強みなので、
本質を押さえた上で応用を利かせれば、
色々と楽しめる要素は多そうです。

どうせやるなら楽しんだ者勝ちなので、
不要な悪いイメージを捨てられるなら、
出来るだけ捨てた方が良いですね。

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