マルチと聞くと昔の友人から電話が来て、
会ったら怪しいビジネスの勧誘される
残念な連想をしかねない用語ですが、
農業で使うマルチは mulch なので、
スペルからして違っていますね。
畝にマルチを被せたりしますが、
本を読んでいたら書いてあった
雑草を刈って被せる草マルチを
試してみる事にしました。
ビニールを被せる方法よりも、
微生物を繁殖させる事によって
土を改善する効果があるそうで、
いかにもエコで意識高い系の
カッコつけにも良さそうです。
私はスタバに行く時には
酔い止めを持っていかないと
自分に酔うタイプなので
開き直って楽しんでいますが、
作業は楽しまないと損ですね。
川辺の草が生い茂って来ると
床屋のように刈られますが、
雑草を食べるだけでなく、
肥料や微生物の繁殖のために
用いられたら楽しそうです。
刈られた草も有効活用できるなら
棄てれば膨大な損失となりますが、
自然へのリスペクトがあれば、
様々な手は思い付けそうです。
昔々、おじいさんが山に芝刈りに
何のために行ったかと言うと、
芝を肥料にする目的があったそうで、
芝なら稲系なども良さそうですが、
微生物や栄養の多様性には、
多少雑多でも良いのでしょうか。
昔は田んぼに刈った雑草を敷く
刈り敷きと言う技術があり、
窒素やリンの補給や雑草を抑制、
微生物の繁殖等に効果があるそうで、
もう一度見直しても良さそうです。
家の土が硬いので微生物の力で
耕してもらおうと考えていますが、
誰かに迷惑をかける訳でもないので、
地霊と対話する感覚で楽しみながら
色々と試そうと思っています。
マルチ用の草を刈る時にも、
一応草に話をして許可をもらい
刈るように心掛けていますが、
普段は運動してもかかない汗が
滝のように流れて気持ちが良く、
労働したのに元気になります。
対話によりどれだけの価値を
生み出していけるかと言う
積極的な方向性については
余り言及される事はないですが、
昔は祭祀でこれをしていますね。
肥料も海外に依存しているので、
有事の際に想定以上のダメージを
受ける事になりそうですが、
大部分を石油に依存する農業は、
食料安保的には避けたい所です。
ソ連は国主導でダーチャを導入し、
ロシアへの移行時を凌ぎましたが、
自給率の低い日本は各家庭で
各々が自給率を上げる術を
模索しないと危険ではあります。
じゃがいも一個が五千円になれば
買う側は厳しい状況になりますが、
自家栽培で余った分を売るだけで、
天地の差が出る事になります。
高値で売れればまだしも、
価格を上げられないシステムで
農家が廃業する可能性があり、
戦後の闇市のようなものも
出て来る可能性もあります。
地球を破壊して大量生産する手法は
21世紀移行に持ち込むべき物でなく、
白人がピラミッドの頂点に立って
他から搾取する延長線上にある
歪なシステムの上に乗っています。
自然を支配する思想とは違い、
ヘレニズムにおける高度な研究は、
人や自然への理解度が現代より
遥かに深いものがありました。
自然との調和もお題目ではなく、
ロゴスに裏付けられたものであり、
アレクサンドリア大図書館の本が
焼かれていなかったとするなら、
全く違う農となっていたのでしょう。
コメント
こんにちは 未熟でこちらのシステムをわかっていませんので失礼も多々あると思いますお許し下さい
草マルチは雨が降り続くと腐食が出でしまうのでうっすらと敷くのが良いようですね
最近は自然栽培と云うのだそうですね そろそろ言葉狩りは止めていくような素朴な世の中になる事を願って止みません
暑い日が続いております 御自愛ください