花器とプランター

海外の栽培動画を見ていると
自由な発想で色々やっていて、
戦後の日本の農業のイメージが
かなり限定された物である事を
考えさせられる物があります。

中には芸術的な感動さえ覚える
栽培をしている物もありますが、
案外野菜の栽培と芸術とには、
通じる部分がありそうです。

生け花で美しさを競うなら
野菜でも出来そうですが、
余り知られてはいませんが、
人参の花もかなり綺麗です。

花を咲かせて採取した種を
来年に植える事も可能なので、
ここは発想力の勝負です。

種を取る目的での栽培なら、
観賞可能なニンジンを
別に育成する事になるので、
美を追及しても良いですね。

人参の花は他家受粉するので、
同じ種類を二株以上残す等の
注意点はありそうですが、
再生栽培が可能とされており、
スーパーで買った人参の花を
咲かせる事も出来そうです。

私もニンジンの再生栽培を
試した事はあるのですが、
自然の力で育っていないと、
生命力が低く栽培栽培も
難しい感じはします。

美しいインテリアだと思ったら
野菜の栽培であったりすれば、
大分イメージが変わります。

美しさは見た目だけでなく
生き方そのものが感動を与え、
買ってきた土で育てた花より
自然に咲いた花の方が、
訴えてくる物があります。

プランターの土も自作して
雑草や生ゴミを堆肥にすれば
かなり良い土になりますが、
微生物が生き生きしている事も
栄養素と同様に大事ですね。

栄養の与えすぎでダメになる事が
良くあったりするのですが、
自立する力を奪う事が問題なのは、
教育にも通じる所がありそうです。

過保護や過酷過ぎる環境は
問題を起こす事になりますが、
健やかに逞しく幸せに育つと
美味しい野菜になるのは、
育てて食べれば分かります。

声をかけたり撫でてあげると、
嬉しそうにしている感じを
受ける事が結構ありますが、
女性と同じで喜ばせると
綺麗になる物なのでしょう。

肥料を与えて育てた花より、
道端に咲いた花の方に
美しさを感じたりしますが、
生き様の美はありそうです。

畑栽培の方が大地の生命力を
受け取れる感じはしますが、
居住環境も人によりけりなので、
芸術性を加味したプランターを
自作するのも楽しそうですね。

ペットボトルで水耕栽培を
している事も見かけますが、
工夫をすれば日常生活に
華を添える器も作れそうです。

プランターも原理さえ押さえれば
既存の形状に囚われる必要はなく、
根の張り具合等を考慮しながら
それぞれの深さや幅を確保すれば、
カスタマイズは十分可能です。

竹の花器などは簡単に自作して
流用出来そうな感じがしますが、
素材が手に入る環境であれば、
無料で色々と遊べそうなのは、
田舎が強い感じがします。

ペットボトルはプラスチックが
水に溶けるような気もしますが、
竹などの自然物を使えるなら、
色々なメリットがありそうです。

私の家は土を掘るとすぐに
硬い層が出てくるので、
深く成長する作物は作れず、
竹等に土を入れて育てれば
出来ない物かと考えています。

色々と試してはみるものの
失敗した事も多くありますが、
DIYの様な創作が得意な人も
結構いそうではありますね。

野菜作りが芸術にまで高まれば
人生の質が一気に上がるので、
色気と食い気の両立が出来れば
新たな美のジャンルの確立が
なされるのかも知れません。

何気に新時代のスタイルの
雰囲気を感じさせますが、
案外昔の日本人の方が、
こう言うのは得意そうです。

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