今日はクリスマスなので、 図書館に本を返すついでに 駅前を見て回りました。 大勢が集まっていたら、 2Fからムスカの真似をして 「人がゴミのようだ」と 言おうと思っていましたが、 そこまで都会でもありません。 クリスマスと言えば定例の サンタに纏わる議論があり、 似た話が繰り返えされるので 色々と書いているのですが、 まだ波及は弱いですね。 聖(セント)ニコラウスから シンタクラースに訳されて、 サンタクロースになったと 伝えられているそうですが、 大人が金の捻出で苦労する 名前になったのは皮肉です。 貧弱を身売りから救うため 夜中に金貨を投げ入れた話や、 無実の死刑囚を救った聖人が サンタのルーツとされますが、 クリスマスの由来を調べると 微妙な所が出て来ますね。 この聖人を祝う祭の日は クリスマスと違っています。 サンタはサタンに似ていますが、 サターンはサトゥルヌスで、 一神教に消された農耕神なので、 案外通じていそうな雰囲気です。 神々の戦いで栄光を奪われ、 貶められたのが農耕神なのは、 ギリシャ神話においてですら、 伝えられている話になります。 同じく土星神のクロノスを サタン・クロノスとして 蔑視した説もあるようです。 西洋占星術はギリシャ神話と 深い関係を有しているので、 面白い話ではあります。 クリスマスを悪魔の誕生祭と 定義する説は面白いですが、 元々は異教のミトラの祭を 抹殺出来なかった事とも 関わって来そうですね。 まあ何が正しいかを 断定できる知識もなく、 決めつけない程度でも 十分なのかも知れません。 土星は西洋占星術でも 凶星とされていましたが、 日本は何でも取り入れて 柔軟に運営出来る所が 凄い国とは言えそうです。 この一神教圏と違う感覚は、 ヘレニズムのごった煮文化の 影響もあると思っています。 徐福が山師的な人物として 伝承されている影響は、 現代日本の文化にまでも 影を落としていますね。 日本の柔軟性のベースに 高度な文化が存在したなら、 もっと評価が上がりますが、 徐福のイメージの低さは、 劣った野蛮人が啓発された 歴史観に繋がっています。 ここが大幅にクリア出来れば、 世界的な発信の出来る国に なれるだけのポテンシャルは 十分にありそうなのですが、 まあ私ですらこの程度には 情報発信が出来ています。 これが更に広がっていけば、 この国の文化水準が上がり、 色々と出来そうですね。 太陽神ミトラ(弥勒)の 祭典のクリスマスには、 太陽の上るこの島国の 復活も祝いたいものです。