菅原氏は土師氏から出たとされており、
土師氏は古墳を造営した方々ですね。
行基が晩年に住んだら菅原寺周辺から
道真公が登場したとされているなら、
行基の公共工事に関わった土師氏から
道真公が輩出された事になるのでしょう。
とすると彼はヤマトの風水学に通じた
一族との関係が深い存在であり、
大地の気を読み地霊と対話する事で、
都市開発を行うノウハウを持った
密教に精通した家系に生まれた事で、
これらの影響を受けたのでしょうか。
古墳であれば死者の魂の鎮魂や、
墓の子孫への影響を考慮した
風水の道師でもあったのか、
道教の道師のような呪術修行と
土師氏が関係した痕跡があります。
道真公は天台密教を修しているので、
彼も霊能力者であった事になりますが、
後醍醐天皇にも関わる先住民族祭祀にも
関わった人物であった可能性があります。
道真公は天台密教以前から存在した
後醍醐天皇と関わりの深い神仏との
密接な関係があったのですが、
これが行基とも関係していた
可能性は多いにありそうです。