サニーレタスを栽培している所に
雑草が生えて来ていましたが、
良く見るとカラスノエンドウで、
美味しく頂く事にしました。
天ぷらばかりではマズイので、
スパゲッティに入れる料理に
使用してみたのですが、
中々にイケる味がします。
カラスノエンドウは名前の如く
豆科に属している雑草なので、
空気中から窒素を採り入れて
土の栄養を培ってくれます。
見た目の可愛さに止まらずに
美味しく土も耕す出来るヤツで、
雑草で括るのは余りにも雑な
カテゴライズになりますね。
他にも生えて来た草があり、
名前が分からなかったので
調べる事が出来なかったのが
非常に残念だったのですが、
有益な可能性はあります。
何種類か生えていますが、
ネットで写真を上げたら
色々と教えてくれる場所を
作ってみると面白そうです。
草とも仲良くやっていければ
それに越した事はありませんが、
草も土も何気に人を見ていて、
対応を変えている感じもします。
アリストテレスは植物の魂を
人より低い物として見た上で
観察対象としていたそうですが、
リスペクトが存在しないので、
ヘレニズムでの彼の記述には
改竄がありそうな気がします。
西洋では魔女狩が行われましたが、
ハーブの神聖な働きに精通した
アニミズムの叡知の抹消は、
大きな損失であった事でしょう。
現代日本で植物を低く見るのは
無意識にこの影響を受けており、
アリストテレスがキリスト教で
真理とされた事に通じています。
アレクサンダー大王との関係で
彼の植物研究の話が残されますが、
植物の神聖な働きを尊重する信仰も
アショーカ王の仏教に関わったなら、
一神教からは排除対象でしょう。
聖書は自然を被造物としますが、
実際に自家栽培を初めてみると、
工業製品を造るような感覚では
上手くいかない感じがします。
アリストテレスは他民族を
奴隷にして労働させようと
提言していたとされるので、
自ら育てる気は無さそうです。
アリストテレスはプラトンが
何か言う度に言い掛かりを
つけていたとされていますが、
彼の哲学が一神教圏における
植民地搾取の贅沢に繋がっており、
棚上げ出来る話ではありません。
ヘレニズムでは宗教と農業の
研究が弱かったとされますが、
後世の捏造なのでしょうか。
オシリスも農耕神とされ、
農耕と関係する古代密儀が
存在している事を考えると、
近代までの弱肉強食文明は、
農を低く扱う事が前提ですね。
旧約聖書では農耕を行う兄を
狩猟を行う弟が殺害しており、
一神教文明による支配には、
農の破壊が前提なのでしょう。
支配の上での搾取による贅沢と、
自然界と良い関係を作った上での
豊作を楽しむ事は根本的に違い、
農耕呪術の花祭が残っているのは
世界的に見ても希有でしょう。
この破壊的な流れから出るには、
排除された文化と農の見直しが
絶対条件になりそうですね。