新羅とシラ

昔からなぜ田舎と書いて
イナカと読むのか不思議で、
理解出来ない宛字がされる
名詞が結構ありますね。

なぜ七夕と書いてタナバタと
読むのかも不思議ですが、
私の名前も読めないので、
良く分からないカテに
入れられそうな漢字です。

新羅もその一つですが、
何故これでシラギと読むか
不思議で仕方ありません。

本来は新羅はシルラであり、
シラとも呼ばれていましたが、
白山もシラヤマとハクサンで
二系統の信仰が存在します。

昔はシラヤマの名を出すと
差別対象として扱われたと
柳田国雄が書いていますが、
花祭関係の本にシラヤマを
詳しく書いてはおきました。

シラヤマが新羅に由来するか
微妙な部分ではありますが、
新羅をシラギと読んだ事と、
何か関係がある気がします。

日本書紀は徹底的に新羅憎しで
百済ばかり贔屓していますが、
新羅は役小角とも関係しており、
弥勒信仰の修験道に近い花郎が
存在していた事も知られています。

花郎が花祭と関係するのかも
微妙な部分はありますが、
花祭の原型にシラヤマに入り、
生まれ清まる儀礼があったと
伝えられてはいますね。

河内源氏で有名な義家には、
弟に賀茂次郎と新羅三郎が
存在していたと言われます。

義家は八幡太郎でしたが、
弟の賀茂次郎と内輪揉めで
問題を起こしたとされます。

この周辺は研究しましたが、
新羅三郎がマイナーすぎて
情報が余りにも少ないです。

今度彼の墓に参拝に行って、
ついでに周辺も回ろうかと
画策してはいるのですが、
公募をかけたら人が来るか
微妙な所ではありますね。

何故嫌われ者の新羅が、
百済系とされる源氏に
関わったとされるのかに
深い歴史の謎が存在し、
道真公周辺の時代にまで
関わると考えています。

道真公の時代にも新羅の賊が
攻めてきているとされる
背景に横たわるものは、
根深い物がありそうです。

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