円仁の日記に見える廃仏の記述が
捏造の可能性が高いのであれば、
円仁は一神教と密接に関係した
危険人物であったのでしょうか。
ここまでの記事を読んだ方は、
円仁と言う人物について
疑念が出るかも知れませんが、
円仁の謎は余りにも深過ぎて、
会昌の廃仏をテーマとすると、
書ききれない領域が出て来ます。
平泉の毛越寺も円仁と関係し、
恐ろしい事に艮の金神にも
繋がる要素がありますね。
謎多きマタラ神とも関わり、
空海とはまた違うこの国の
深層領域と関わる人物です。
これだけ見ても彼の日記が
本人による捏造とするのに
難しい部分が存在する事が
見えて来ると思います。
彼の足跡自体が隠蔽された
可能性を匂わせますが、
比叡山の歴史とも関わり、
厄介な問題を含みます。
よく日本は宗教戦争をしない
世界でも特異な歴史を持つ
国とする見方がありますが、
円仁について探っていくと、
別の見方が出て来ます。