三国会盟を結んだとされる
唐・回紇・吐蕃ですが、
840年頃に回紇と吐蕃は
相次いで崩壊しています。
回紇と吐蕃の崩壊の原因に、
一神教を信奉したソグド人が
密接に関わっていたとすれば、
唐はこれに対する動きを出す
必要性に迫られた事でしょう。
ソグド人は純粋な信仰ではなく、
金融支配や武力行使を含めた
危険な動きをしてきた勢力で、
唐を壊滅寸前に追い込んだ
安史の乱も起こしています。
アメリカにおける金融ユダヤ人の
横暴な行為は知られていますが、
政界に深く食い込んだ金融勢力を
簡単に排除する事は出来ません。
これに対処した武宗や李徳裕は、
後世にまで称賛されうるべき
人物なのではないでしょうか。
しかし後に彼らは極悪人として
歴史に記される事となりますが、
これでは善悪が逆転しています。
後の世に歴史が書き換えられ、
その実情が隠蔽されたなら、
会昌の廃仏に纏わるアジア圏の
動向の隠蔽も存在するでしょう。
当時のアジア情勢を探ると、
文献により様々な矛盾を
見つける事が出来ます。