古代史ミステリー『ヤマト王権 空白の世紀』

NHKスペシャルで邪馬台国の
番組が放映されましたが、
次週は倭の五王だそうです。

倭王武については飽海遺跡の
資料に書いておきましたが、
なぜ私が書けたかと言うと、
平将門の本でこのテーマを
深掘りしたからですね。

既に書いた内容を部分的に
取り上げただけなので、
書けて当然の話ですが、
本を執筆している最中は、
目の周辺がお岩さんの様に
どす黒くなっていました。

相応の覚悟がないと、
一冊書き上げるのは
厳しい話になります。

平将門の深層』には
倭国大乱に止まらず、
磐井の乱や継体天皇等の
様々な話も含まれます。

倭国大乱が神功皇后の
新羅征伐に関わる話等、
タイトルを変えた方が
良かったのではと思える
内容となっています。

タイトルを考えた時は、
倭の五王では知名度が
低い感じがしており、
インパクトのある方を
選んだ部分はあります。

しかしそれ以上の問題があり、
今後の東日本に求められる
アイデンティティーについて
考えて頂きたいと言うのが、
主な理由になっています。

西日本が優位の歴史観で
随分と進んで来ましたが、
東日本にも優れた歴史が
存在していたか否かは、
見直す必要がありますね。

そしてこれは西洋一極化の
歴史観にも通じる話であり、
東西のバランスを取った上で
高度に運営していく事こそ、
今後の課題と考えるからです。

そのバランサーこそ本州の
中心部に位置する三遠で、
ここを疎かにしていては、
未来を拓く事が出来るか
疑問に感じています。

東日本への古墳の伝播に
三遠が関わっている事は、
既に研究されています。

NHKの内容と見比べてみて
私の研究がどの程度なのか、
検討しても面白そうですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする