赤山禅院

以前こっそり赤と山禅院に
調査に行って来ましたが、
ここは円仁に由来する
寺院とされています。

ここの本尊は財福を与える
赤山大明神とされており、
新羅と密接に関わります。

毎月五日の赤山大明神の祭日に
この寺院を参拝する事によって、
事業が繁盛し掛け金の収金が進む
話が広まっていたそうですが、
この財福の神は弓福の別名を持つ
張高宝から来ているようです。

赤山禅院の境内に赤山宮が鎮座し、
円仁は入堂・留学に際して、
中国の赤山で新羅明神を
仏法研究の守護神として祭り、
その功徳で修行を終えた事が
説明文に記されています。

陰陽道でも重要な寺院とされ、
境内に金神社や聖天社を祀る
赤山禅院の謎は深そうですね。

この寺院の猿の像が持つのは
花祭で用いられる独特な鈴で、
小角が新羅の花郎(ファラン)と
関係が深かった事を考えると、
修験の祭である花祭と新羅には、
隠された領域があるのでしょうか。

安倍晴明が花山天皇と共に
奥三河に行き王入と呼ばれ、
大入系の花祭が始まったと
伝えられているようです。

役小角と陰陽道の関係を言うと、
これもまた色々と出てきます。

円仁の時代には隠された領域が
存在していた線は濃そうですね。

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