現地調査

ブログで何回も実地調査の話を
書いて来た事がありますが、
アーノルド・トインビー博士の
著書『ヘレニズム』の序文では、
素晴らしく表現されていました。

ある文明の歴史を書こうと
試みるときには、
その劇が演じられた舞台を
少しでも見ていると、
大きな助けになる。
ひとつの風景を一瞬間、
自分自身の眼で眺めただけで、
その一瞥は地図と
原典の研究に費やされた
何年間かに勝るものを、
その人に告げる事ができる。

流石にアカデミズムで揉まれた
一流人は違うと言う事なのか、
私は文化財の保護・継承のため
調査を始めた程度の話なので、
プロが優れているのは当然です。

私の研究もプロの目から見て
粗があっても当然であり、
前に書いた物を見直しても、
悶絶したくなる事があります。

深夜に書いたラブレターを
衆目にさらすレベルの醜態を
覚悟しながら書いていても、
足をジタバタさせたくなる事が
結構あるのがキツイ所ですね。

抹茶が買えなくて困っちゃったと
普段は程度の高くない話ばかりで、
抱き締めると岸田メルの類似性を
発見して騒いでいるタイプです。

回りの人を笑顔にする発見の方が
日常生活では価値が高いですが、
乾いた笑いがかえって来るので、
心がポカポカすると言うより、
体感温度がダダ下がりです。

芸人根性でやっているので、
誰かから笑われるよりも、
笑わせてナンボですね。

まあ実地調査が超重要なのは、
私以外も言っている話なので、
私程度が言ったからといって、
全否定する話ではないですね。

先人達の感情や伝えたい事を
直接感じられる経験をすれば、
本を読むだけより遥かに深い
歴史の深層が見えそうです。

ただこれだけだと妄想として
切られて終わる危険性があり、
文献の研究も車の両輪として、
大事にしないといけません。

一つでも世界で認められれば、
歴史に名を残しかねない研究を
積み重ねていると思いますが、
これも誰かを笑顔にする事が
出来たら良いと思っています。

芸能も本来は御神事なので、
不祥事で大勢を不幸にする
芸能界の闇の暴露の後は、
大勢を笑顔にする芸能を
復興させて欲しい物です。

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