イギリスの歴史研究家であった
ジョン・バゴット・グラブが
『帝国の運命』と言う本の中で、
国家・帝国の250年周期説を
提唱したそうですね。
古代アッシリア、ペルシャ、ギリシャ、
ローマ、オスマン帝国、スペイン、
ロシア(ロマノフ朝)、イギリスに至る
歴史上の主要な11の帝国・大国を分析。
文化、宗教、地理、テクノロジーが
全く異なっているにもかかわらず、
全てが平均250年で興亡のサイクルを
終えている事を発見したそうです。
・開拓者の時代(Age of Pioneers)
・征服の時代(Age of Conquests)
・商業の時代(Age of Commerce)
・豊かさの時代(Age of Affluence)
・知性の時代(Age of Intellect)
・頽廃の時代(Age of Decadence)
の6つのフェーズを経た帝国は、
過度な消費主義、格差の拡大、
福祉への過度な依存、
深刻な政治的・社会的分断の
退廃の時代を迎えそうです。
贅沢になってモラルが低下し、
現実逃避的エンターテインメントに
熱中するなどの民心の退廃が起こり、
内部分裂や外部からの圧力により
250年の寿命を迎えると言います。
彼は滅亡直前の国家に共通の
サインが現れるとしており、
国家のリーダーや探検家、
文豪が英雄視されていたのに、
スポーツ選手・歌手・俳優が
称賛され富を得るとします。
自分たち防戦する事を嫌い、
軍事の弱体化や外国に依存し、
深刻な悲観主義と刹那主義、
未来への希望を感じられずに
今だけ良ければいいとします。
現代日本で言えばYoutuberが
持て囃される事にも通じ、
日本を見ている様ですね。
プラウトの四段階のサイクル理論を
細分化した感じもするのですが、
人の一生と対応させたとしても、
通用しそうな議論ではあります。
世界覇権を握るアメリカ合衆国が
1776年の建国から250年目を迎え、
この理論から言うと世界の覇権が
大きく変わる年になりますね。
ただし、私が今まで起こって来た
歴史研究からこの理論を見ると、
また別の解釈が浮上してきます。