海外への日本文化の解説本で、
日本にはベジタリアンの店舗が
少ない事の疑問が書かれており、
そもそも日本はベジタリアンが
少ないと解説されていました。
どちらかと言うと現代日本では、
ベジタリアンが差別対象として
排除される傾向を感じますが、
宗教系が菜食を勧めているので
色がついている印象も受けます。
しかし日本は天武天皇が肉食を禁止し
江戸時代まで続いていたとされており、
この傾向は明治維新移行の話しですね。
宗教を除外してこの問題を考えると、
食糧自給率や肥料や農薬の海外依存、
環境破壊や食糧自給率の問題以外に
石油による輸送や医療問題などの、
多岐に関わる議論が関わって来ます。
宗教的な信条での菜食主義だけでなく、
これらの問題を考慮した菜食主義者も
当然存在していると思われるのですが、
ヴィーガンの一括りにしていては、
マーケティング的にも粗すぎますね。
この辺りを調べると細分化されており、
一種類で無い事が分かって来ます。
・ライフスタイルや思想を表す言葉
ロハス(LOHAS)実践者
Lifestyles of Health and Sustainability(健康と持続可能性を志向するライフスタイル)の略です。地球環境の保護と自身の健康的な生活を両立させようとする人々を指し、オーガニック食品や自家栽培を好む層の代名詞的な言葉です。
パーマカルチャリスト(Permaculturist)
パーマカルチャー(永続的な農業・文化)の実践者です。単にオーガニックを食べるだけでなく、自然の生態系を模倣した持続可能な農作物の栽培や、エネルギーの自己完結を目指す、よりシステム的・構造的に社会問題に向き合う人を指します。
ダウンシフター(減速生活者)
過度な消費社会や石油依存の経済サイクルからあえてスピードを落とし、収入が減っても人間らしく持続可能な生活(地方移住、半農半X、自給自足など)を選択した人々を指します。
・生態系や自給自足に焦点を当てた言葉
エコロジスト(Ecologist) / 環境活動家
思想的・政治的な文脈も含めて環境問題を重視し、その実践として「食の自給」や「自然食」を取り入れている場合、こう呼ばれることが多くあります。
ネオ・ヒッピー(Neo-Hippie) / モダン・ヒッピー
1960〜70年代の「自然に帰れ」というヒッピー運動(バック・トゥ・ザ・ネイチャー)の精神を受け継ぎつつ、現代の環境問題や人口問題へのカウンター(対抗)として、都市部や地方でオーガニックな自給生活を営む人々をこう呼ぶことがあります。
ホモ・エコノミクスに対する「ホモ・エコロジクス」
やや学術的な表現ですが、経済合理性(石油依存・大量消費)だけで動く人間(ホモ・エコノミクス)の対義語として、生態系との調和を重視して生きる人間像を指す言葉です。
・食やライフスタイルの選択(より身近な呼称)
オーガニスト(Organist)
農薬や化学肥料、遺伝子組み換え技術に頼らない「有機(オーガニック)生活」を徹底している人。
ヴィーガン(Vegan) / フルータリアン(Fruitarian)
もともとは動物愛護の文脈が強いですが、現代では「畜産業による地球温暖化や環境破壊、人口爆発に伴う食糧危機への対策」として、植物性の食や自家栽培を選択する人が非常に増えています(環境ヴィーガニズム)。
肉食する人も細分化されそうですが、
これらと並べて比較してみると、
危機管理的な意識がどうなのかは
他と比べて弱い感じはしそうです。
これからホルムズ海峡の封鎖の影響で
外的依存の危険性が顕在化してくれば、
この辺りもマーケット的に細分化した
動きが出ても良さそうなものです。
朝市で自然農を広めたい農家が
出店する事などはありますが、
まだメジャーではありません。
土が弱いので畝を自作すると、
落ち葉や雑草、木の幹などが
大量に欲しくなったりします。
生ゴミで棄てる野菜のくずも
土作りに利用できますが、
自宅では殆ど生ゴミが出ず、
自然由来の土作りであっても
材料の確保が結構大変です。
棄てる位なら大勢で持ち寄って
物々交換が出来る場所などが
欲しいと思える事もありますね。
贅沢を辞めたくないからと言って
菜食主義を叩いていられる時期は、
ホルムズ海峡封鎖の動向によって
終わりを迎えるかも知れません。
外食産業も多大な被害を被る
リスクも十分に存在しており、
この状況をチャンスとして
活用していく姿勢がないと、
見ない振りは危険過ぎます。
注意されても無視や逆ギレでは
食糧危機の対応は出来ませんが、
崩壊と共に新たなチャンスも
浮上してくる事を考えるのなら、
未来を見据える目が必要ですね。