古代日本と一神教1

武即天の記事を書いた事がありますが、
遣唐使に『日本』の名が伝えられ変更を認めたのも
この時代だとされています。

壬申の乱が古代の重要な転機だったのは
今まで本やブログで書いてきましたが、
国内のみでなく中国との関係を
見ていく必要がありそうです。

日本にキリスト教の一派が来た事は
結構有名な説なのですが、
唐代三夷教(さんいきょう)という
武即天により保護され隆盛した
西方起源の三つの宗教があります。

唐代三夷教は以下の三つです。

・キリスト教ネストリウス派(景教)
・ゾロアスター教(祆教)
・マニ教(明教)

ゾロアスター教が南北朝時代に中国に伝わり、
唐代にはネストリウス派キリスト教とマニ教が伝来、
武則天はマニ教の寺院とされる大雲寺を建立したと
伝えられています。

大雲寺はマニ教の寺院ではないとする説もありますが、
この三つ宗教はかなり似かよっていて、
武即天が日本と密接な関係を持っていたとすると、
この時期に一神教的な宗教が入ってきた可能性が
十分にあると思われます。

お盆はゾロアスター教由来とする説があり、
神社で行われる拝火教的な儀式も
この流れに関わっているのかも知れません。

この時期に古事記・日本書紀が編纂されたので、
古事記に聖書が関わっていたとしても
そこまで突飛ではないでしょう。

この流れを遡っていくと大乗仏教とそれ以前の
古代インドと徐福の関係にまで関わりそうですが、
深入りすると執筆が進まなくなるので
本格的に研究するのは本を書いた後ですね。

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