杵振踊

鬼の祭を研究して来ていますが、
岐阜県の杵振踊にも鬼と天狗が
登場する事を教えて頂きました。

安弘見神社で四月十六日に近い
日曜日の祭礼に奉納されるそうで、
写真や動画を送ってもらいました。

日本の祭は鬼が善鬼か悪鬼かで
大きく二分する事が出来ますが、
天狗も三系統は存在していて、
この踊は解釈が難しいですね。

花祭も場所によって違いますが、
鬼の面も花祭よりは大きくなく、
天狗も鬼と戦わないものの、
全身に赤布を纏い羽を生やす
独特の形態となっています。

鬼祭の天狗は悪鬼と戦いますが、
こちらは羽を生やしているので、
秋葉系修験者の可能性があります。

この踊りの起源は不明だそうで、
明治初年までは春祭でなく秋祭で、
豊年増産を意味する杵を用い、
踊子も2人であったそうですが、
現在は50名前後に増えています。

ゲームに出て来そうなカラフルな
被り物をしているのが目立ち、
勉強不足でこれに類似した祭が
存在するのかも分かりません。

ただ安弘見をアビロミでなく
アグミと読むと仮定すると、
飽海や安曇族と関係する線が
浮上してくる事になります。

となるとこれも安曇族の祭で、
邪馬台国の鬼道に連なっている
可能性が高くなって来ます。

岐阜県の山奥にも安曇族の
鬼の祭が残っているなら、
花祭と交流する事によって
色々と見えて来そうですね。

祭の詳細が分からない上に、
今年の祭が終わったので
調査に行くなら来年になり、
研究するのも大変そうです。

この踊の情報を持っていれば、
コメントで色々と教えて下さい。

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コメント

  1. 阿部由里 より:

    愛知県岡崎市
    炎の中から鬼が現れる、天下の奇祭 https://www.aichi-now.jp/spots/detail/91/

    今年は既に終わっておりますので、ご参考まで。

    • Katsuyoshi より:

      情報有難う御座います。
      天武天皇・薬師如来・吉祥天・源頼朝・修正会と来れば、ほぼ邪馬台国の鬼道で確定でしょう。
      私の本を何冊も読んでいれば分かりますが、逐一説明するのは大変なので、源氏の本にでも入れておこうと思います。