小野篁(おののたかむら)は
遣唐使に任命されるも、
勅命に反して唐に渡らず、
本来なら死に値するものの、
左遷された後に復帰した
特殊な経歴の持ち主です。
横暴な藤原常嗣に対して
反骨精神を示した事で、
遣唐使の命を破棄した
際立った人物として、
語り継がれています。
しかし別の話の方が有名で、
彼は生きたまま閻魔大王の
補佐をした人物とされ、
この世とあの世を井戸を通り
行き来した伝承で知られます。
小野氏は小野神と関係し、
小野神には謎が多いので
調査にも骨が折れます。
小野妹子を祖先に持ち、
小野小町にも関わる事が
知られてはいるのですが、
余りにもマイナーで過ぎて、
初見の人もいそうです。
小野小町は聖徳太子の時代に
遣隋使であったとされますが、
小野氏は中国や新羅との
交流に関わる知識や経験を
蓄積してきたとされています。
この段階で小野篁が遣唐使を
時代遅れとして小馬鹿にし、
天皇の気分を害したとされる
伝承に疑問が浮かんできます。
本来はこれで死罪となる所を
左遷で済んだとされますが、
遣唐使に関わる家系なのに、
自ら唾を吐いていますね。
この段階では余りに微弱な
根拠でしかないものの、
これ以外にも彼の伝承に
矛盾をつきつける情報が
幾つも存在しています。
コメント
こんにちは
タカムラが読めなくて それが記憶に残っている人物です。
歴史を見ていると 落とし所を探るためにひと芝居打つと云う事があるのではないかと思うようになりました。
最近は深読みし過ぎで疲れてしまって、ニュースもあまり見ないで、知らずに過ごす事も多くなりましたがそれなりに足下を見て空を見上げて暮らしていればよいのだと思っています。
この場を借りて…
野草で
ある時突然アブラムシがびっしり付いている茎を発見するとこがあります。カラスのエンドウなどですがもしかしてアブラムシは茎に旨味成分が貯まった時にやってくるのではないかと思いました。
Xで拝見しているとカラスのエンドウは新芽を食せると言うのでハッとした次第です。
地獄で仏
日中の草刈りが大変になってきましたが、カラスのエンドウは花を愛でるど共に抜いて置き草にしていたのですが今晩は新芽をキンピラにして食してみようと思っています。
毎年が豊作とは限らないと歴史を紐解くと先人の溢れる金言と
知恵がありました。
おじゃましました。