武則天と密接に関係した
ソグド人の出身地は、
パミール高原の西側、
今日のウズべキスタンの
サマルカンド一带にある
ソグディアナとされます。
そこの住民はかつて中国甘粛省の
祁連山(きれんざん)北部から
敦煌の附近に住んでいた所から、
匈奴に追われた月氏の後裔とする
説が存在しているようですね。
月氏と言えば日ユ同祖論で
取り上げられる勢力ですが、
ソグド人について語られる事が
少ないのは何故でしょうか。
ソグディアナのオアシス都市の王族は
もと昭武(Chub)という同姓で、
その分枝は昭武九姓と呼ばれますが、
僕固懐恩の九姓とは別物の様です。
ソグド人は生まれつきの商業民で、
利があればどこにでも行き、
交易のみならず役人、傭兵、武将と、
様々な役職に就いたとされます。
文書を扱う経理能力に長け、
利権や利益を守る武力を蓄え、
東突厥では役人として政治を動かし、
中国ではコロニーを作った事が、
広く知られている勢力です。
北朝末期の西魏~北周以来、
中国近辺の原州(寧夏回族自治区)に
ソグド勢力が在地の有力者として
根を張っていた事が近年明らかとなり、
国家と軍事面で繋がっていたそうです。
コロニーにマニ教やゾロアスター教の
寺院が置かれていたそうですが、
問題なのがこの寺院が宗教のみならず
他の活動にも関わっていた事です。
コメント
ソグド人は日本にも来て貿易をしていたようですよね ボーイとーフという商社名が東大寺に残ってましたよね 彼らは東アジアの国家 立ち上げにかなり関わっていたようですね
ネストリウス派キリスト教も信仰したソグド人は日本にもかなりの悪影響を及ぼしたようですが、日ユ同祖論では何故か触れられない部分です。