小野篁は遣唐使に任命されますが、
勝手に破棄した事から流罪にされ、
唐とは没交渉であったとされます。
小野篁の父が大宰府の政府を
担当したとされていますが、
唐に渡るのに重要な業務に
父が関わっていたとすれば、
遣唐使を破棄した事による
親子関係の行方が気になります。
篁が唐に渡っていた可能性を
示唆する文章が残されており、
この文章の解釈によって、
彼の渡唐が現実味を帯びます。
全文を掲載したいのですが、
結構な長さになってしまい、
詳細を検討したい歴史マニアが
どれだけいるか分からないので、
読みたい人だけ読んで下さい。
こう言った学術的な事を
地道にやって来ているので、
噛み砕いて説明する難しさを
感じてみたい人向けです。
難しくしようとすれば、
幾らでも難しくなるのが
学問と言う事なのでしょうが、
難しい事を分かり易く言う方が
遥かに難しい話になりますね。
コンテンツの消費ではなく
学術的に取り組みたい人に
提示する内容ではあるので、
読みやすさは度外視で、
多少なろとも研究の苦労を
味わってみて下さい。