ミントティー

農業の定義は人それぞれですが、
特定の植物だけを作物として栽培し、
それ以外の植物を競合者として
排除する事を農業とする事で
雑草との戦いが生まれて来ます。

雑草は排除しようとすればする程、
獰孟になったとされますが、
医療にも似た様な話があります。

傘下に入らない神を悪魔として
排除するような考え方が、
農業にまで影響を及ぼして
問題を引き起こしていますね。

葉っぱや雑草を積み上げた畝を
暫く放置していたのですが、
ミントが盛大に生えて来て、
対策会議が始まりました。

ミントはお湯に浸けるだけで
かなり美味しいのですが、
風呂に入れたり色々出来るので
抜かずに使う事に決定しました。

邪魔者として排除しなくても、
使用量が多いと無くなるので、
むしろ健康になった気分を
味わう事が出来ています。

ハーブには未だに未知の領域が
存在していると言われますが、
神道でも儀式で使った植物が
結構あった気もしますね。

ハーブの繁殖力は強いのですが、
排除しようとすると防衛反応で
より増加する可能性が高く、
他に害がないなら受け入れても
問題ないような気がします。

ギシギシなども根を張るので、
下手に排除しようとすると
増えたりするのですが、
美味しくて健康にも良く、
根っこも料理が可能です。

ギシギシの根を細かく切って
焼いて砕けばコーヒーを作れ、
良い食材が手に入ったと思えば
除草ではなく収穫作業になります。

同じ畝で多品目を作る事により
相乗効果が見込める組み合わせは
作物では研究されていますが、
雑草も研究に含めていけば、
むしろメリットを引き出せる
有難い存在になるかも知れません。

江戸時代は本草学と言って
雑草で一括りに扱わずに
各々が研究されていましたが、
これを復興させた上でも、
研究の余地がありそうです。

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コメント

  1. シャイニー より:

    ちょうど今
    ふゆごもり向けて乾燥させている最中です。
    採っている時も香りに癒やされます。
    最近 昔ながらの天気に戻ってきて穏やかな天候に感謝しています。
    のんびりとした時間の中で昔ながらの暮らし方を今流にしようと模索しています。
    考えをまとめるときにはお茶がいつも一緒にいます。
    タイムもほんの少々入れたり工夫するのが最近のスパイスアップとなっています。
    おじゃましました。