六孫王

清和源氏の源流を探っていくと、
清和天皇の皇子がリストラされ
源氏となった事から始まり、
この始祖を祀っているのが、
六孫王神社とされています。

東寺と近い場所にあるので
参拝客が多いかと思いきや、
知名度は低いようですね。

~孫王と呼ばれるケースは希で、
系図的な意味合いを重視した
ネーミングなのは分かりますが、
清和天皇ではなく陽成天皇に
ルーツを持つとする学説が、
一時期盛んになったようです。

清和天皇か陽成天皇かで
騒ぐ程の事でもないだろうと
思ってしまいそうなのですが、
ラブライブとアイマスが同じと
ファンに言うと危険なように、
詳しい人から説教されそうです。

陽成天皇は極悪の天皇とされ、
この天皇をルーツとすると
イメージが悪いので捏造し、
清和天皇にすげ替えたとする
説を読んだ事があります。

私がそれより問題に思うのが、
この陽成天皇が登場しなければ、
宇多天皇が菅原道真公を抜擢し
政治改革を行う流れにならず、
大きな変化に関わるからです。

宇多天皇は臣籍降下をされて
源氏になってから天皇となった
唯一の天皇とされています。

陽成天皇が悪く言われたのは
この流れを作った天皇であり、
摂関家を始め既得権益から
悪く言われる何かを行った
可能性が高い事になります。

この周辺を探っていくと、
在原業平との恋を引き裂かれた
藤原高子(たかいこ)の謎に
関わって来る事になりますが、
源氏の本に書いている最中です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする