崇道天皇と人口の丘

伊多太神社の付近にある
三宅八幡神社の南に、
小高い森が見えますが、
人工の丘であるとする話が
近年浮上して来たそうです。

「おかいらの森」と呼ばれる
祟道神社の御旅所とされ、
多数の瓦が出土していました。

京都市埋蔵文化研究所が
2004に行った調査の結果、
おかいらの森全体が、
積土によって作られた
人工の丘とされたそうで、
結構な発見ですね。

古墳に木を一本植えたら、
繁殖して山と見分けが
つかなくなった話を
聞いた事がありますが、
巨大古墳なのでしょうか。

人工衛星で調査してみて
地下に石室が見つかったら
面白そうな話になりますが、
巨大古墳と言えば土師氏で、
行基と共に活躍しています。

土師師は出雲との関係が
言及されていますが、
賀茂神社周辺のエリアも、
出雲と関係していますね。

土師氏は古墳だけしか
造らなかった訳でなく、
大阪には土塔と呼ばれる
ピラミッド型の建築物も
造営しています。

こちらは瓦で作られた
巨大建築物であるので、
おかいらの森に通じて
いそうではあります。

瓦の中には小野瓦も
関係しているので、
小野氏の祭祀に関わる
可能性も浮上します。

となると古墳ではなく
神殿の可能性もあり、
今では寂れたこの地も、
ロマン溢れるエリアと
なって来てしまいますね。

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