ニギハヤヒと艮の金神

『先代旧事本紀』を見て気になるのは、
『古事記』『日本書紀』は天皇の祖を
天孫降臨したニニギとするのに対し、
ニギハヤヒを重視している事です。

ニニギよりも前に天孫降臨をして
長膸彦の娘を娶って王となり、
神武天皇に寝返り長膸彦を裏切る
微妙な存在とされていますが、
どちらを重視するかの背景が
気になる要素となって来ますね。

尾張氏などにも密接に関わる
ニギハヤヒは古史古伝で
重視される存在なのですが、
なんと艮の金神と同一視すら
される事があったりします。

この背景を探って感じるのが、
複数系統の天皇家の存在です。

壬申の乱で先住民族王朝が
百済に侵略された事により、
百済王が天皇となった説は
何冊も書いて来ました。

先住民族が戦争で統治を回復し、
後に平家=ペルシャが侵略して
一度は源氏に敗北するものの、
足利尊氏を立ててこれを撃破し
北朝天皇国家を樹立したのが、
私の歴史研究の特徴ですね。

『古事記』『日本書紀』は百済王の
正統性を捏造するための書であり、
『先代旧事本紀』は平家王のそれを
捏造した書物であったとするのなら、
一本筋の通る話になって来ます。

卑弥呼・醍醐天皇・後醍醐天皇等が
先住民族の王であったとするなら、
万世一系を捏造したい背景の下で
『古事記』『日本書紀』的世界観の
歴史書の偽造が行われた可能性が、
相応に高い事となるのでしょう。

後醍醐天皇まで艮の金神祭祀が
継承されていた事をひいて、
北朝でも偽の艮の金神祭祀が
行われて来た可能性が高く、
未だにこれに騙されている人が
多いとしたらどうでしょうか。

神懸かりやチャネリングなどを
進めているのもこの勢力であり、
多少は特殊な能力が身に付き
特殊な事を知ったからと言って、
レベルが高いかは別物です。

本質的な修行は棚上げなので、
幾らでもそれっぽい事を言って
騙す事が可能性となりますが、
自らを優れた者とする心理に
漬け込まれたら大変でしょう。

現代でも古史古伝を語る人は
多く存在してはいるのですが、
この中に平家が偽造した書が
どれだけ含まれているか、
考えるだけで恐ろしいですね。

これが過去の亡霊で済むのか、
現代でも活動しているかで、
話は大きく変わって来ますが、
飽海遺跡の一件を見た上で
どう考えるのでしょうか。

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