
アレクサンドリアの大図書館は、
膨大な蔵書のみでなく、
数々の高名な学者を輩出しました。
アルキメデスの名は有名ですが、
アレクサンドリア大図書館との関係は
そこまで有名ではありません。
幾何学ではユークリッドやエウクレイデス、
ホロスコープや星座図を作ったハッピコス、
天動説ではプトレマイオス、
地球の直径と全周を計測した館長のエラトステネス、
自動機械という本を書いたヘロンなど、
大図書館での研究の歴史への影響は多大です。
若き日のアレクサンダー大王が
プラトンの弟子であったアリストテレスに学び
高度な知性を保持していた事が、
これらの研究成果に結び付いたのでしょう。
新プラトン主義などの錬金術も研究され
現代とは別の学術的な研究も盛んでしたが、
女神ムーサの加護は多大なものがあったのか、
ムーサについてはプラトンの著作の中で
ソクラテスが語っている部分が幾つもあります。
ソクラテスの対話は討論で本質を追及するのに
非常に参考になる話が頻出しているので、
単に知識の量を増やすだけではなく、
哲学的な思考の本質を探求する事も、
高度が学術には必要なのかも知れません。
愛知県の名がソクラテスの愛知に由来するかは
断定できるだけの情報はありませんが、
ソクラテスの言う愛知の本質を踏まえた上での
学術展開が展開されて欲しいものです。