金の鯉

やっと本を書き終えて燃え尽きたので
公園に行って池を眺めていたのですが、
金の鯉が泳いでいるのが見えました。

こちらの近くに来て側から離れなかったので
縁起が良さそうな気がしていますが、
金ピカな鯉って本当にいるものですね。

以前は五色の亀を見た事がありますが、
一番驚いたのが蛇が泳いでいた事でした。

池や川や草木に相手にしてもらっていると、
普段は見落としている驚きや発見が
沢山見つかるのは面白いですね。

花が挨拶しているような気分になったり、
木がこちらを見ているような気配がしたり、
池にも表情が感じられるようになって
風でキラキラ光って喜んでいる様に見えたり、
日常に新鮮な感覚が得られる機会が増えています。

以前飼っていた犬も人の言う事に聞き耳を立てて
ほぼ分かっているような反応をしていましたが、
草木や山川も分かっているのかも知れません。

言語学者であるノーム・チョムスキーが
ユニバーサルグラマーの概念を提唱しましたが、
他の国の人でも恋愛会話や喧嘩の言い合いなどが
言語が分からなくて雰囲気で分かるように、
人の気配を聞き分けていそうです。

古代日本には自然を神の領域とする感性が
存在していた事は実直調査で掴んでいますが、
少しだけその感性に近付けている気がします。

環境問題で自然との共生等が語られますが、
自然とのコミュニケーションは余り聞きません。
意識のある対象として関わる基本を忘れ、
人間が特権階級の様に振る舞う事の害は
精神面においても想像以上のものがありそうです。

仕事でも人間関係に問題があると
売上などに影響が出てきますが、
自然との関係を良いものにすれば、
何かしら答えてくれる感じがしています。

金の鯉が見えたのは偶然かも知れませんが、
幸せな気分になれるだけでも十分ですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする