修験と狐

修験には飯綱権現が存在しています。

白狐に乗り剣と索を持つ烏天狗として
現される事が多いのですが、
蛇が巻きついた姿も知られます。

戦勝の神として信仰されるも、
飯縄権現の飯縄法は邪法とされ、
愛宕勝軍神祇秘法やダキニ天法と共に
表舞台から追いやられていきます。

室町時代周辺に記されたとされる
『戸隠山顕光寺流記并序』には、

吾は是れ、日本第三の天狗なり。
願わくは此の山の傍らに侍し、
(九頭竜)権現の慈風に当たりて
三熱の苦を脱するを得ん。
須らく仁祠の玉台に列すべし。
当山の鎮守と為らん。

と飯縄明神が戸隠の権現の恩義により
鎮守となった事が記されたますが、
戸隠で修行した秋葉三尺坊も狐に乗り
炎を背にした烏天狗の形状で表現され、
修験と狐に関係がある事が分かります。

江戸時代の『飯縄山略縁起』では、
飯縄大明神は天神第五偶生の御神
大戸之道尊を斎祭り奉り、
御本地を大日如来としています。

狐に乗るダキニ天は有名ですが、
飯綱信仰は南朝の時代から始まり、
南朝には天狗が数多く関わっており、
室町サイドから隠された領域が
横たわっていそうな雰囲気です。

ここは「ええじゃないか」にまで
通じている部分があるのですが、
中々出せそうにありませんね。

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