東大寺上院の神社

東大寺の上院の道を奥まで進むと、
日之出大神の社が鎮座しています。

日之出大神・白龍大神・清師防上大神の
三神の御神名が記されていますが、
狐の像も置いてあり稲荷でしょうか。

聞いた事のない神名がありますが、
この神社の詳細は良く分かりません。

神仏習合の修験道と関わる社なのか、
東大寺上院に由来するものなのか、
上院に関係なく鎮座していたのか、
ともかく謎の多い神社です。

東大寺には宇佐八幡が関わるので
上院付近に八幡宮が鎮座しますが、
こちらは全く縁起が分かりません。

行基は仏教と言われつつ修験者で、
四方浄に神式の痕跡が見られる様に、
古神道領域にも関係しています。

行基の建てた天地院と関係している
可能性もあるとは思います、
修験であれば神社もあった可能性は
皆無ではないのでしょう。

原初のダキニは徐福由来ですが、
徐福の持ち込んだ仏教は
アショーカ王の仏教なので、
神仏習合のレベルを越えて、
様々な世界的宗教の混合体です。

大仏建立に伴い神道系の痕跡は、
行基の東大寺における痕跡と共に
排除される事になったのでしょうか。

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