詩経を調べて行く中で
面白いと感じたものに、
害虫を悪霊として扱う事で、
儀礼で害虫の被害の回避を
狙おうとする思想があります。
そう言えば古代ヤマトでは
三種の神器以前の王位継承に
十種神宝が存在していますが、
這う虫・飛ぶ虫・魑魅魍魎の
災いを避ける比礼があります。
一口に自然との調和と言っても
その中には様々な霊がいて、
害意ある悪霊も存在するなら
関わり方も一様ではなく、
個別に検討する必要が出ます。
虫を近づけさせないフィールドを
発生させる事が出来るとすれば、
農業にとっては吉報になりますが、
実際に可能な話なのでしょうか。
巷には女性を近づけさせない
DTフィールドを張っている人も
見かける事がありますが、
独特なオーラを身に纏い、
雰囲気からして違いますね。
農薬で殺す発想以外にも、
特定の周波数で遠ざけたりと
幾つも出ては来そうですが、
農薬を絶対視する価値は
それ程ないのでしょう。
基本が毒なので耐性をつけると
より酷い状況になったりと、
医療と同様の問題がありますね。
本来は悪者ではないのに、
有益な活動をしているのに
人間の浅知恵で毒を盛られ、
それでも頑張っている物が
存在していたら可哀想です。
マムシは中途半端に生殺しにすると、
人に聞こえない声で仲間を呼ぶので
危険だと言われていたりしますが、
人間社会でも色々な人がいるので、
似たような話はありそうです
農薬・肥料・種子などを
海外に依存している状況は、
有事の際に大量の餓死者を
生み出す事に繋がります。
輸入品や石油への依存度は、
下げられるだけ下げた方が
良い事は確かでしょうが、
精神論だけで効果があるか、
微妙な部分もありますね。
悪霊と言うと暗いか穢い
イメージが付随しますが、
儀礼で田畑が輝けば
悪霊は近づく事はなく、
有益な微生物や益虫などの
善霊で栄えるのでしょうか。
暗くてジメジメした所や、
栄養バランスを崩した土地等、
害虫が湧きそうなイメージが
あるのは確かな所ですが、
良からぬ事を考えていても
寄って来そうでもあります。
女性も喜ばせれば綺麗になり、
精神状態が健康度などに影響して
体内の細菌にも変化が出ますが、
地霊も喜ばせれば微生物に影響し、
美しい花を咲かせ豊かな実りを
与えてくれるかも知れません。
農耕祭祀で何らかの変化があれば、
儲けものと言う所でしょう。