キリスト誕生時の地球上の総人口は
1億人と推定されていますが、
西暦1000年も2億人でしかなく、
産業革命により増加が顕著となり、
農業革命により幾何級数的な
爆発的増加を見る事となります。
産業革命の後に欧米各国による
植民地獲得の競争が加速した事で
世界人口が爆発的に増加したのを、
第一次人口爆発と言います。
1950年に25億だった世界人口は
1970年には37億にまで増加し、
この幾何級数的な増加を、
第二次人口爆発と言います。
医療が普及して死亡率が急減し、
先進国は出生率が抑えられても、
発展途上国と呼ばれる国々は
高い出生率が続きました。
主に中近東とアフリカに見られる
この爆発的人口増加に対して、
アフリカでは食料不足ではなく、
政治的な問題が懸念されています。
劣悪な政治による内乱や
周辺国からの難民の流入、
都市への人口集中などは、
白人による侵略がなければ、
大きく違っていた事でしょう。
プランテーションの強制や
黒人奴隷の売買などを行い、
人口爆発の原因を作っておいて、
どれだけ責任に対する議論が
為されて来たのでしょうか。
この構造的な歪みの流れを出す
歴史的なターニングポイントは、
既存の歴史よりも遥か以前に
存在していた可能性が高いです。
私の研究がここに関わる事から、
言及をしておく必要がありますね。
古来から歴史は鏡とされ、
歪んだ鏡では現代の認識も
歪む事となって来るので、
このジャンルの関係者に、
私の著作に目を通す意義を
感じて頂けたらと思っています。