毎朝サニーレタスを食べていますが、
土から作って育てた物は美味しく、
優しい感じがしますね。
瑞々しく幸せそうに育つ姿を見るのが
毎朝の楽しみになっていますが、
撫ぜたり挨拶をしたりしていると、
心なしか嬉しそうな感じがします。
業者が入った時にサニーレタスが
踏まれた事があったのですが、
やり切れない雰囲気がしていて、
捨てるのも哀れで食べてみると、
恐怖や苦痛の味がしました。
実際に自分で育てていると、
草にも心や感情があるような
気分になってきますが、
旬が過ぎても放置された草は、
婚期を過ぎた女性を見る様な
やるせない気持ちになりますね、
やはり健康で幸せに育った草と
工業製品扱いされた草とでは、
心身の健康への影響は大ですね。
ギリシャではニュンペー(精霊)が
花や草にも宿っているとしますが、
日本も稲魂と言う様に農作物も
魂が宿った物として扱っています。
農が精霊との対話で成り立つ
創造的な作業であったなら、
良い関係を作っていく事が、
基本に据えられるのでしょう。
西洋ではアリストテレスが
真理に据えられましたが、
同胞以外を奴隷として扱う
優越思想が存在しています。
植物も他民族と同様下に見て
同胞として扱いませんが、
現代にも強く残っています。
アリストテレスが他民族を
奴隷として扱う事を拒否した
アレクサンダー大王ですが、
ヘレニズムの農業には、
自然からの搾取は無く、
法に沿っていたのでしょう。
法(ダルマ)による統治は
アショーカ王の説く所で、
農業にも応用されていたなら、
ヘレニズムでは自然と共に
繁栄を謳歌していたのでしょう。