天満山三尺坊

『天狗経』の四十八天狗に数えられる大天狗の
天満山三尺坊(てんまんざんさんせきぼう)は、
天満山に住む大阪天満宮の鎮守とされます。

三尺坊と言えば秋葉三尺坊を思い出しますが、
両者の間に関係はあるのでしょうか。

秋葉三尺坊は炎を背負った烏天狗ですが、
狐に乗った飯綱権現と関わりがあり、
南朝のダキニ信仰とリンクしますね。

このダキニ天も道真公と深く関わる
女神であった事を書き始めると、
結構な分量になってしまいますね。

『ええじゃないか』の核心が秋葉山と
本に詳しく記述しておきましたが、
秋葉の根底と天満宮がリンクするなら、
ええじゃないかの源流に位置する
志多羅神上洛事件に天神が関わるのも、
深層で関係している事が伺われます。

南朝の修験者が悪い天狗として喧伝され、
先住民族祭祀に連なっているとすれば、
天満宮と天狗が関係すると言う伝承は、
道真が先住民族祭祀と関係している事を
伝えている可能性があるのでしょう。

道真公は伊勢神道・吉田神道・南朝の
前の時代の人物ではありますが、
これらに深い関係があった痕跡は、
調べると色々と出てきますね。

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