サツマイモ

最近かなり寒かったので、
保存していたサツマイモの
小さいのを食べてみました。

いきなり電子レンジで暖めたら
ポンと破裂してしまいましたが、
ホクホクする芋の感じでなく、
栗のような食感がしました。

炊飯器の中に入れて蒸すと、
市販のサツマイモに近い
ホクホクの甘くて柔らかな
舌触りの良い物になります。

本来なら店頭にも並ばない
廃棄されかねない大きさの
一口サイズの芋でしたが、
自家栽培で採れるものは、
大きさではありません。

人工の砂糖とは全く違う
独特の甘さを表現するには、
既存のボキャブラリーでは
該当するものが無いですね。

西王母が食するような
神仙の桃源郷で採れる
果物のごとき味わいで、
店頭に並ぶ事のない
王公貴族が食する類いの
深い味わいがしました。

芋を三つ用意したのに、
小さいので十分過ぎる
満足感があったので、
一番大きいのをあげて
試食してもらいました。

私だけでなく他人でも
美味しさが分かる味で、
これが自分で作れるなら、
金がかからないではなく、
金では買えないが妥当です。

肥料等を使えば大きい物を
収穫出来るとは思いますが、
市販の野菜は大きくても
満足感が無い物が多い上に、
大食は健康を害しますね。

今後は化学肥料の購入等が
難しくなっていくのであれば、
いつまでも既存のシステムに
しがみつく価値はありません。

自然の恵みを金で買うのは、
直接自然と向かい合う事を
スポイルしているので、
大事な事を欠落させかねず、
有り難さも実感出来ません。

水も空気も食物も自然界が
膨大なエネルギーをかけて
循環させているから得られる
金で買えない価値があります。

ここに神の働きを感じて
祭祀を行った古代人は、
現代人より遥かに豊かな
人生を満喫したのでしょう。

寒いので枝を集めて穴を掘り、
焚き火をしながら芋を焼き、
炭を作って土壌の改良に
用いたいとは思うのですが、
届け出をしないで火を炊くと、
法に触れる可能性がありますね。

まだまだ自家栽培の初心者なので
色々と試したい事がありますが、
見直すと色々と荒があるので、
今年は去年の経験を生かして、
もっと楽しんでみたい所です。

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