醍醐天皇と笠置寺

以前、笠置寺に調査に行った時に、
この地に醍醐天皇と菅原道真が
来ていた痕跡を見つけた事を、
記事にした事がありますね。

ここは行基・東大寺・南朝にまで
密接に関わる縄文山岳崇拝の聖地で、
何らかの共通性がありそうです。

後醍醐天皇が鎌倉幕府打倒のため
挙兵した場所とされているように、
軍事的・経済的にも非常に重要な
拠点と考えられていたのでしょう。

行基が軍事的な行動をとった話は
耳にする事はありませんが、
熊野にすら僧兵がいたので、
ハードトレーニングをしている
修験者が武装したら凄そうです。

道真公が笠置寺に行った伝承は、
現地でしか見つける事が
出来なかったものですが、
史料をご存知の方がいれば、
コメントをお願いします。

基礎データを押さえていないと、
推理による部分が多くなるので、
ある程度の仮説は立てていますが、
度合いが弱くなるのは仕方なく、
出来るだけ情報の欲しい所です。

道真公と醍醐天皇が笠置に行った
時期が大きな問題となるのですが、
ここは書かれていなかったので
進めようがありませんね。

ただ醍醐天皇も先住民族祭祀と
密接に関わった可能性については
指摘出来る話ではあるのでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする