後宮入りした橘嘉智子は、
藤原冬嗣・良房の親子に
推挙された事によって
皇后に上り詰めたとされ、
藤原氏により権力を得て
身内を売った文脈ですね。
嵯峨天皇には三十人以上もの
后妃が存在していたとされ、
橘嘉智子が皇后に選ばれた
背景が問題となります。
桓武天皇の皇女でもあり、
嵯峨天皇の異母妹でもあった
高津内親王が本命とされるも、
廃妃になったとされています。
高津内親王を皇后するために
動いたのが坂上田村麻呂とされ、
藤原冬嗣と権力争いが行われたと
伝えられてはいるようです。
田村麻呂は蝦夷征伐のみならず
薬子の乱にも登場しており、
田村麻呂の謎は三遠にも
密接に関わっています。
ここは道鏡周辺の話となり、
詳細に書くと一冊分は
書かないといけません。
今まで何冊も書いているので
ハッタリではありませんが、
他にもやる事が多いので、
執筆ばかりは出来ませんね。
ここに登場する藤原良房は、
応天門の変周辺にまで関わる
時代のキーパーソンですが、
この応天門の変は菅原道真の
登用にまで繋がる大事件です。
天神信仰を鬼道の復興とする
私の説を立証するためには、
天皇家と系統の違う信仰が
国で登用される事となった
推移の説明が不可欠です。
道真編では登用された後の
話については書いたものの、
ここまで遡る必要があるので
情報量が多くなり過ぎます。
テーマとしては分けた方が
理解がしやすそうなので
個別に書いてはいますが、
これを一冊に纏めるなら
500ページ位は必要に
なってきそうな気配です。