小食慈司氏により執筆された
『古代東アジアにおける「神」信仰」』、
山下克明著『遣唐請益と難儀』を読むと、
承和の遣唐使がそれまで存在しなかった
技術や理論を日本に持ち込んだ事から、
高山祭・鬼気祭・本命祭を始めとする
陰陽道祭祀が成立したとしています。
陰陽道に関しては関係した神社等、
様々にまわって調べているので
書ける事があるにはありますが、
承和の遣唐使の僧の影響以外にも、
ダークホースが存在する可能性に
突き当たっている状態にありますね。
ここは菅原道真公より後の流れで、
安倍晴明や花山天皇周辺にまで
関わって来る話になるので、
ここで語るには場違いな話です。
ただこの二者が奥三河の花祭に
密接に関係している事から、
大(王)入系の花祭の深層を
知りたいなら避けられない
話になるのは確かな事です。
安倍晴明と言えば陰陽師で、
陰陽師と遣唐使との関係は
余り言及されて来ておらず、
かなりの爆弾が存在する
可能性のある領域です。
これは分量が多くなるので、
書くなら源氏の本の中で
触れる感じになりそうです。