畝と雑草

自家栽培用に新しく畝を造ったら、
当然の如く雑草が沢山生えました。

中には名前の分からない草も
数種類は混雑していますが、
オオバコ、ツユクサ、ツボクサ等
食べられる雑草が殆どですね。

毎朝ツユクサを茹でた料理を
堪能する事が出来ていて、
敢えて何かを植える必要も
感じないような状況です。

オオバコと言えば漢方薬で
上薬に位置付けられており、
毎日食する事で健康増進が
期待出来るようですね。

現代日本での薬の処方は、
漢方に保険が利かないので
下薬ばかりが処方され、
良くて症状を取る程度で
副作用も十分あり得ます。

漢方に保険が利くようになり、
不摂生が原因なら金がかかる
システムにする方が良いですが、
現代は真逆になっていますね。

不摂生をしても保険が利くので
軽い気持ちで医者にかかると、
そのツケを子供や孫の世代に
押し付ける事になります。

保険が利くからと言って、
運動や食事に気を付ける
自らの健康管理の責任を
放棄するのであれば、
そのツケは甚大でしょう。

借金には神経質になるのに、
無形の健康や因果などには
甘過ぎるケースも多く、
両極端にブレていては、
障害が出ても当然です。

根本を培う事を疎かにする
傾向性が顕著になったのは、
教育にも責任がありそうです。

江戸までの学問は儒教を指し、
魂を磨き道理に合致させる
本質が重視されていました。

躾も身を美しくすると書き、
禮も豊かさを示すとされ、
太極拳のように中身を培う
行動を伝えられています。

普段食べている物の蓄積で
心身の健康が増進されるなら、
上薬が何もしなくても生える
環境が用意されているのは、
日本列島の国土が凄いと言う
証明となり得る話です。

環境を破壊し健康を害し、
後世にツケを押し付ける
道理に反した行為を、
庭に生えた雑草で解消が
可能であるとすれば、
シンプルかつ最強ですね。

個人が変われば家庭も変わり、
市場に変化が起こってくれば、
農業にも影響が及んで来ます。

日常生活の質の積み重ねで
大きく人生が変わるのなら、
足元の小さな事に対して
目を向けても良さそうです。

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コメント

  1. あんどう まさひろ より:

    「日常生活の質の積み重ね」、良い言葉ですね。
    意識についても同様と思いました。
    瞬間瞬間の意識の置き所、、、
    高く置くか、低次元に置くか。
    それが、人生創造に寄与すると。

    ありがとうございました。