チー地球の運動についてー

弾圧下で地動説を研究する
アニメが始まりましたね。

天動説はアリストテレスで、
キリスト教に取り込まれて
絶対的真理とされましたが、
ヘレニズム的ではありません。

ヘレニズムは優越感による
他の見下しは奨励されず、
相互研鑽が重視されたので、
色々な説がある事自体を
排除していなさそうです。

まあ議論している最中に
荒が見えて来る事により
修正は入りそうですが、
人格否定は無いですね。

何か地球が丸いか平面かで
争う事もあるようですが、
目くじら立てずに検討をし、
礼儀正しく議論が出来れば
建設的ではありそうですね。

アレクサンドリア大図書館の
研究が残されていたのなら、
地動説が存在した可能性が
非常に高そうではあります。

と言うか地動説であっても
太陽が不動なのが前提で、
移動している太陽の周りを
地球が回転する宇宙観は、
太陽神を絶対視する信仰と
反りが合わなそうですね。

北極星を中心とした世界観は、
北辰信仰が存在しているので
倭国にもあったのですが、
太陽を不動とする地動説の
上を行っていたのでしょうか。

太陽を中心とする宇宙観には
一神教的な雰囲気がしますが、
信仰と宇宙論には繋がりが
存在していそうではあります。

Astronomy(天文学)は
Astrologyの派生を意味し、
星に魂や影響力が存在する
古代の宇宙観の中から、
物理的側面だけ切ったのが
現代の宇宙論になっています。

シリウスの知識を保持した
民族や国家もありますが、
どこから得たのでしょう。

かのシリウスと言えば、
ライオンズゲートの時に
シリウスと重なる話が
持ち出されたりしますが、
私的には不足過ぎます。

スピリチュアル界隈では
アクセスを集めるには
良いネタなのでしょうが、
根幹が疎かになっている
感覚を強く受けます。

シリウス信仰はダキニ天と
密接な繋がりがあるので、
稲荷信仰の本質の開示が
前提に来る必要があります。

ダキニ天を悪物扱いし、
稲荷信仰を欲にまみれた
俗物扱いしていては、
シリウスもヘッタクレも
あった物ではありません。

これでは普段から悪影響を
受け続けている様なもので、
大変失礼な話でもあります。

稲荷を悪者にした犯人が
何処であったかの目処は
ついてはいるのですが、
ここのみが悪いとも
言い切れないでしょう。

検討しないで便乗しつつ
謝罪も訂正もしないなら、
シリウスを語る事自体が
危うくなりかねませんね。

古代のシリウス信仰の
在り方については、
豊川稲荷の本の中に
触れておきましたが、
良し悪しは知った上で
語るべきものでしょう。

占星術も国によっては、
間違った話を流せば
死刑になる罰則すらも
存在していたようで、
大きな責任の伴う事が
前提の領域でした。

天文は陰陽師の管轄で、
国家運営に関わる責任が
問われる重責の存在する
要職ではあった様なので、
異端審問とは別の意味で、
命懸けであったのでしょう。

武士の切腹クラスの責任が
存在する分野であった事は
儒教経典にも見られますが、
エセ宗教家・エセ占い師・
御用効き学者・邪悪な術者は
処刑とされていたようです。

それだけ社会的な悪影響も
懸念される分野であって、
現代では余りにも軽々しく
扱われている物でもあります。

まあオウム等を見るにつけ、
エセ宗教家が処刑にされる
法律が存在していたのも、
分かる部分はありますね。

嘘の医療情報を流す事で
人を苦しめ私腹を肥やす
犯罪も存在していますが、
民を苦しめる経済政策を
良く言う学者がいるなら、
大量殺戮の加担者でしょう。

占いやスピリチュアルも、
責任問題になった時には
誤魔化しが効く分野だと
思っているのであれば、
甘過ぎかも知れません。

儒教的な世界観であれば
天人合一思想があるので、
道理に合致していく事で
天と一体になるとします。

宇宙=私に至る道を、
中途半端な所で脇道に
逸らせてしまうなら、
流石に大問題ですね。

少し特殊な感覚を得たら
優れた人の気分に浸れる
上のポジションを確保し、
責任問題を誤魔化す事で
土俵に乗ってプライドが
壊れる事を恐れるなら、
それ以上は成長しません。

素人騙しで終わりかねず、
上には上が存在するので、
大物を見るのが良いと、
易経では語っています。

宇宙の神秘が自身の内にも
存在しているのであれば、
つまらない生き方を選択し、
人生を無駄にしてしまえば、
余りにも損と言う物でしょう。

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コメント

  1. 山崎真澄 より:

    はじめまして、今回の様な全ての精神知識や物質宇宙の法則や輪廻の仕組み等の疑問は

    バラモンのヴェーダ経典に宇宙の所有者からの知識が5000年前に記述されていますよ。

    自分はバガヴァッドギーターを専門に30年研究実践してインドに4回行って聖地の様々な

    師弟継承の学派との交流で確認しましたが、精神知識は天竺からもたらされていますね。

    • Katsuyoshi より:

      山崎さん始めまして。

      実地で出向いて学んだのは素晴らしい経験ですね。

      私はヴェーダ以外にも様々な文献があり、アレクサンドリア大図書館で高度に研究された物が倭国に伝わっていたのでは無いかと考えています。

      大図書館の文献が燃やされなければ、異端扱いで殺される事も無かったのでしょうが、現代にまで継続する問題に通じていますね。