奥三河と北関東の千代姫の謎

奥三河と北関東の千代姫にまつわる記事に
コメントを頂いたので、
もう少し捕捉を入れておきます。

日光東照宮で有名な「見ざる言わざる聞かざる」は
三匹の猿の像があり三猿と言われていますが、
四猿とされる事もあります。

これは論語で孔子が語ったとされる

非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動
礼でなければ視るなかれ、礼でなければ聴くなかれ
礼でなければ言うなかれ、礼でなければ行うなかれ

を由来としているとされています。

現代でも礼儀に反するゴシップなどを
テレビで見たり話題にしたりしていますが、
昔から信頼と運を落とす行為とされている様ですね。

耳と目に障害のある千代姫の伝承があっても
言語障害のある千代姫の伝承がないので
言わざるが欠落しているのは何か言えない事があり、
四猿の動かざるを抜いて三猿にしているのを
三遠と結びつけるのは流石に強引ですね。

神宮125五社に千代姫と関係ありそうな神社を
目にしたので調べてみた事はありますが、
資料が少なすぎて具体的な事は殆ど分かりません。

花祭は伊勢外宮の度会氏と関係が深いですが、
千代姫伝承はカムフラージュか暗号で、
本当に祀られているのは歴史の表に出せない
三遠の古代王朝に纏わる存在であった可能性も
かなり高いのではないかと思っています。

研究にはコストも労力も時間もかかり、
関係した文献に目を通すのは最低限の事として
現地でたまたま会った人から重要な情報を聞くなど
努力したから必ず分かると言う類のものではないです。
重要な情報はタダで手に入るものではなく、
情に報いると書くのは理に叶っていますね。

著作権などを無視したり計算高く道理を通さない人が多く、
礼儀の無い人でも記事をみて神社に行くケースもありますが、
奥三河も伝承が途絶え関係者も祭の意義が分からない状況で、
他に誰もやりそうもないので情報を流しています。
参拝に行く人は最低限の礼儀は弁えて行って欲しいものです。

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