白山祭

古戸では花祭を始める前に
白山祭が行われますが、
今年も一時間の登山をし、
参加しに行って来ました。

登山は苦しかったものの、
山の綺麗な精気が全身に
満ちていく感じがあり、
生きていると言う実感が
得られるのが良いですね。

修験道と言いつつ独特で、
他で見る事の出来ない様な
祭祀がこの目で見られる、
全国でも希有な聖地です。

現地ではここの中に石室が
埋められているのでは等と
色々な話をして来ましたが、
現場の雰囲気を感じる事で
本から得られない情報が
得られる事は多いです。

様々な珍しい祭祀を見て、
一番良かったと思ったのは
子供に舞を舞わせる事です。

共同体全員で子供を育てる
素晴らしい教育の現場を
実際に体感する事が出来、
現代に是非とも復活させる
価値がある事を感じます。

核家族化し家庭教育すらも
学校に押し付けるケースも
存在している現代ですが、
祭で地域が年齢を越えて
協力しあう事によって、
得られる物は多そうです。

これも一つの型であって、
共同体の健全性を高める
太極拳のような効果を、
得る事が出来そうですね。

プラトンは子供の教育と
舞の関係を記しており、
体を通した教育について
深い洞察が見られます。

躾は身に美と書きますが、
型で本質を培えるなら、
子供への投資の効果には、
甚大な物がありそうです。

本来の花祭は全国区で
行われていたとする説を
提唱した事がありますが、
これを復興させられれば、
国の方向性が変わります。

子供が舞うのに合わせて
皆で掛け声を出すのは、
非常に楽しい経験です。

年に一度地元に帰って
皆で祭を楽しむ事で、
大事な何かを思い出す
機会が得られそうです。

会社でも仕事内容よりも
人間関係が大事な事は、
非常に多くあるでしょう。

人生の幸福度も住む所の
関係性による所が多く、
人間だけでなく山や川、
花や土地等との関係も、
良好である程良いですね。

最近は川や花を見ていると、
語りかけて来る様な感じを
受ける事が多くなっており、
切なさや暖かさ等の気分を
味わう事が増えています。

八百万の神と言うように
万象の神が存在しており、
これを呼んで祭を行い
良好な関係を築くなら、
幸福度は爆上がりです。

白山祭も八百万の神を
呼んだ上で行いますが、
人だけでなく神々とも
楽しい時間を過ごせば、
良い年になりそうです。

太陽神の死と復活の時期に
この祭を行う事により、
新たな一年の始まりへの
種を撒く事が出来ますね。

去年もでしたが今年にも
中々の人達と知り合えて、
非常に良い経験でした。

全国で復興がなされる事を
祈念して帰って来ましたが、
私の2025年が良い一年に
なりそうな気分にさせる、
良い経験をして来れました。

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