トランプ大統領は共和制を
重視しているようですが、
共和制の議論をするなら、
古代ローマは外せません。
ローマの黄金時代との
関わりの深い話であり、
民主主義が最低でも、
これ以外の選択肢が
存在しないと言う説を、
根底から揺さぶります。
ローマは前2世紀後半に
共和政の動揺が著しくなり、
前1世紀の混乱の一世紀に
軍人が政治権力を牛耳って、
前46年にカエサルにより
独裁政権が成立します。
カエサルは暗殺されるも、
貢献者のオクタウィアヌスが
前27年に皇帝となった事で、
ローマ帝国が成立したとする
歴史が一般的に知られます。
ただ私の書いた豊川稲荷や
菅原道真、邪馬台国の本を
読まれた方であったなら、
ここに疑問が浮上するのは
必然となって来る話です。
ローマ=ヘレニズム国家説が
ここに記されているので、
ローマ共和制の政治運用は、
ヘレニズムがベースとなる
可能性が提示されて来ます。
ローマにもアショーカ王の
仏教が伝わっていた痕跡が
残されているとすれば、
共和制はヘレニズム抜きで
考える事が難しくなります。
この部分が存在するので、
アショーカ王の仏教の本を
書きたいと思うのですが、
本を一冊書き上げる苦労は
一般的に共有されませんね。
最近は特に体力的な問題で
命を削っている感覚があり、
リソースを何に使うかを
熟考する必要性を感じる
機会が多くある状況です。
騎馬民族渡来説のように、
私の研究が議論を呼んで
研究の流れが出る事で、
得られる物が多いと言う
根拠の一つがローマと
ヘレニズムの関係です。
新時代のこの国の世界的な
存在意義となり得る話で、
是非とも研究する人が
出て来ると良いですね。