私の母方の祖父が奥三河の
上黒川出身だったそうで、
上黒川でも花祭が行われ、
毎年行っていたそうです。
上黒川であれば大入系で、
安倍晴明や花山天皇との
感覚が伝えられている、
曰く付きの花祭ですね。
花山天皇から花祭とする
強引な結び付けは厳しく、
振草川系の花祭の方が、
より古くからあります。
京都に花山天皇の墓が
存在している事もあり、
奥三河で生涯を終えた
伝承に疑問が持たれ、
権威付けび利用された
説すらも存在します。
私は菅原道真の本の中で
大風呂敷を広げたので、
花山天皇伝承の見直しも
繋がって来る事となり、
執筆している最中です。
情報量が多すぎるので
死にそうな毎日ですが、
歴史研究はそこそこで、
祭の継承や伝播にこそ
力を入れたい所です。
下黒川の花祭のDVDを
貸してもらいましたが、
古い形式なのでPCで
開く事が出来ません。
昔の花祭の映像からは、
古武術や伝統芸能を
深く嗜んでいる方に、
興味深い身体運用が
確認されそうですが、
見れなくて残念です。
昔の日本人の身体性を
見られるのであれば、
文化的価値が余りにも
大きな話となりますね。
まあ私の一存で表に
出して良いかは別で、
個人的関心の範疇で
収まっている話です。
しかし安曇族が船を
漕ぐ時の身体運用が
花祭で培われたなら、
太鼓と曲に合わせて
掛け声を出しつつの
可能性が高そうです。
これだと全員の力を
効果的に活用でき、
疲れも少なく済み、
楽しみながら労働を
こなした事になり、
示唆深い話ですね。
現代体育とは異なる
身体性を保持していた
先祖達の高度な動きが
花祭で培われたなら、
重要な研究課題です。
歴史研究ばかりでは
息が詰まってしまい、
知識マウントも多く
話し合いが面倒な事も
結構あったりします。
やはり祭は楽しんで
ナンボの物でしょう。
醍醐味を伝えるには、
自らが醍醐味を味わう
必要があるのですが、
舞の継承も時代的に、
短縮傾向にあります。
やはり昔の動きとは
異なる所が出るので、
より古い資料の方が、
色々と興味深い物が
見られそうですね。
花祭も地域によって
考え方が異なるので、
行政もリサーチをして
進めているそうですが、
難しい問題はあります。
まあ個人的に関係の深い
話なのは確かな事ので、
私自身のルーツを探る
目的でも見たい物です。
昔のDVDを見る方法を
知っている方がいれば、
是非とも教えて下さい。
武術の世界でも本物の
動きを見る事の価値は
高いとされるそうで、
残す価値が高い事は、
確かな話でしょう。