高木の神

古事記とギリシャ神話の対応を調べていくと、
二柱の天照大神が存在すると言う仮説が出てきますが、
古事記においても天照大神は二重人格のように
真逆の行為をしています。

スサノオが上ってきて岩戸隠れするかと思えば、
国譲り神話では国の略奪の指令を出しています。

ここから導き出される仮説は一つではなく
深層心理を神話として説明しているというものや
普通に国土を求めて侵略したかっただけ、
神とは計り知れないものとするなど、
人によって全く違った見解があるでしょう。

ここでギリシャ神話と対応させると、
国譲り神話が日本の先住民である
出雲から国を奪う物語ではなく、
グローバルな視野が必要な可能性を
提唱する事が出来ます。

国譲り神話をギリシャ神話と対応させると、
ゼウスとヘラの神話に対応しますが、
日本神話では高木の神と天照大神の
二柱の神が国譲り神話で出てきます。

高木の神は天照大神よりも上位に描かれており、
ゼウスがヘラの夫であるのと対応しています。

ギリシャ神話における複数の神が
同一の神として古事記で扱われているとすれば、
神が多重人格化しているのは頷けます。

ゼウスの妻には他にも女神がいるので、
古事記ではそれを一柱として記述していて
統一性のない神となっている感じですね。
デメテルもゼウスの妻とされています。

私はギリシャ神話を徐福が持ち込んだ説なので
この周辺もそのラインで読みといていますが、
三遠の徐福王朝で行われていた鬼道が
侵略を受け奥三河に隠れた経緯があるのなら、
奥三河の花祭にもギリシャ神話が関係している
可能性は非常に高いです。

これが解けると世界史で謎とされる問題の一つが
解決される事となります。

それとも共に奥三河で継承された祭の価値が
世界的なものである事に繋がります。

山奥の隠れ里に継承されてきた鬼を神とする祭が
田舎のローカルなものでなく世界的な価値があるのなら、
日本のアイデンティティーが問われる問題となり、
日本人全体でどう扱うかが問われる事になります。

古代王朝の国家祭祀に纏わる鬼道をどう扱うかは、
今後の日本の推移に大きな影響を及ぼす問題でしょう。
現代まで鬼道を継承させてきた奥三河の先人達に対し、
どう答えるのが我々の責務なのでしょうか。

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コメント

  1. 日月 より:

    こんにちわ。
    高木神というのは、ホツマツタヱでは第7代タカミムスビのタカギネのことです。
    第5代タカミムスビは豊受大神であり、豊受大神からするとタカギネも天照大神も孫に当たります。
    そして、天照大神になる前に日高見の天津宮で統治者としての教育を豊受大神から受けており、その時の学友がタカギネだったそうです。
    天照大神からすれば、絶対的に信用できるのが豊受大神とタカギネ(高木神)だったというわけです。

    • Katsuyoshi より:

      日月さん、始めまして。
      高木神は古事記では原初に現れた造化三神の一柱で、
      ここでも古事記と他の文献では内容が違っていますね。

      様々な文献で内容が違っていますが、
      どれが正しいとするかの根拠は情報が少なく、
      古事記とギリシャ神話を対比させたケースとして
      研究を進めています。

      異端文献と呼ばれるものも共通項はあるものの
      それぞれで違った内容を述べているので、
      この辺りは信じる信じないで終わらせるか
      学術的に進めるか等は人によって違いますが、
      古事記とギリシャ神話は詳細に至るまで似ているので、
      学術的に進める事の出来る領域が多いと思っています。

  2. 日月 より:

    ホツマツタヱでは、矛盾でも真逆でも何でもないのです。
    岩戸隠れは、父のイサナギの出身地のネの国(北陸方面)を統治するように言われて育ったスサノオが、兄の天照大神に宮仕えするようになった時に、統治者としての資質が全く備わっていないことを天照大神から指摘されて、スサノオが憤慨して暴れまくったので岩室に避難したことを表しています。
    国譲り神話は、スサノオの息子で右大臣(軍事担当大臣)だった大己貴が、華美な大宮殿を建てたためにカシマ断ちと呼ばれる処分を受けた話です。要するに国替え処分であり、大己貴は出雲から津軽へ、子のクシヒコ(事代主)は滋賀県高島市付近へ、母違いの子らしい武御名方は諏訪湖付近へ封じられています。
    これは臣としてやってはならないことをしたから処分を受けただけで、大己貴の妻は天照大神の長女のタケコですし、事代主の妻はタカギネ(高木神)の娘のミホツ姫、つまり忍穂耳尊の妻の妹が嫁いでいます。
    事代主は大物主を継承して天照大神から大國魂神の神名と逆矛も賜っています。
    事代主の子孫が後の三輪氏ですが、神武天皇の妻も三輪氏の出身のようです。

  3. Katsuyoshi より:

    返答有り難うございます。

    様々な文献があり伝承もあるのですが、
    直接見てきた訳でもない過去の事で
    ホツマも含めて絶対的なものでなく
    情報の一つとして研究材料としています。

    極端な話をすれば歴史は何とでも書けるので、
    個人的に信じている話とは区別して
    根拠やデータも提示するようにしています。

    実地でフィールドワークをしていると
    既存の文献からでは解釈出来ない事が多いので
    自分なりに調べるようにしてきたので、
    文献のみでの研究はしていません。

    一応は根拠となる情報も含めて展開はしていますが、
    ホツマに書いてある内容を裏付けるデータ等があれば
    検討してみたいので宜しくお願いします。

    日本とギリシャとの関係は過去記事に
    ある程度のストックがあるので
    参照してみて下さい。

  4. Katsuyoshi より:

    ちなみに諏訪の建御名方についてですが
    実地調査から遺跡なり様々なものが分かっており、
    関係者には内部資料として提供していますが、
    いずれ記事にするかも知れません。

    ただこれもホツマとは違う内容のようで、
    ホツマを全否定する気もありませんが、
    検討せずに全行程するつもりもなく、
    地域振興に活用するためには
    神から聞いたなり伝承にある程度ではなく、
    データや根拠も明確化することで
    検討できるものにする必要があると思っています。