以前、ブログに二柱の太陽神がいると書きましたが、
岩戸に隠れた天照大神を引き出したアメノウズメも
二柱存在するかどうかを検討してみましょう。
アメノウズメが岩戸開き神話に登場するのは有名ですが、
猿田彦神話にも登場するのは余り言及されていません。
天孫降臨をしたニニギノミコトが天の八街(ヤチマタ)で
猿田彦と出会った時にアメノウズメが交渉役となり、
猿田彦とアメノウズメが夫婦となります。
この猿田彦、伊勢の二見浦に祀られる神で、
古代の太陽神とする説が存在しています。
踊りで騙されて引き出された訳でもなく、
夫婦となっているので穏やかですね。
古事記には岩戸開きで天照大神を騙すのと
猿田彦と結婚するのと二柱のアメノウズメが
記述されているとするのであれば、
海外の太陽神神話に後者のアメノウズメは
登場してはいないのでしょうか
実際に文献を調べてみてると、
海外文献にも後者のアメノウズメが
登場している事が分かります。
本一冊分までは情報が集まってはいませんが
Kindle本程度なら書けそうな分量はあるので、
とりあえず資料だけはほぼ集めてあります。
ブログ記事の執筆は散歩程度ですが、
本は高山の登山のようなもので、
中間に何段階か欲しいですね。
キツい勾配がいつまでも続いて
中々景色が変わらないので、
終わるまでに他の事がしたくなるのは
余り良くない事だとは思っていますが。
コメント
「なかなか景色が変わらない」なかでやりたくなる“他の事”は、高山を登る一助に、結果的になっていたします。むしろ、その“他の事”を経ないと次に進めない。少なくとも私の人生においては、そんな感じです。(心許ないし、もどかしくもありますけど。)
不知の領域を経由して編まれていく「(私的には“鬼の”と形容したい)みち」に身を預けて…。
奥三河はなにか匂う、と思っていた私。記事を興味深く読ませていただいています。