アリストテレスと大乗仏教

大乗仏教の大乗は大きな乗り物の意味で、
自分の悟りしか考えない人達を
小乗として非難した事から来ています。

大乗仏教の成立に重要な存在とされる龍樹は
中論 (Mādhyamaka Kārikā) を説き、
すべてのものは実体として認識することはできず、
言葉で説明されたものでしかないと説きます。

この議論はプラトンのイデア論に対して
アリストテレスが反論した内容と類似しますが、
アレクサンドリア大図書館で本が燃やされた時、
アリストテレスの文献のみが残された事と
何らかの関係が存在していたのでしょうか。

大乗仏教における弥勒信仰は武即天に影響を与え、
聖徳太子が終末預言書の未来記を記したのも
すべてアレクサンダー大王がペルシャを打倒し、
その国教であるゾロアスター教を弾圧した歴史と
深いところで関わっていそうです。

1990年代にはノストラダムスの予言が流行り、
終末預言で盛り上がりましたが、
このベースにあるのがゾロアスター教なので、
この流れは近代にまで多大な影響を及ぼしています。

近年流行した日ユ同祖論も根幹はこの周辺にあり、
ここの歴史を洗い直す事で様々なものが見えるでしょう。

アショーカ王の仏教がヘレニズム的なものであれば、
仏教のイメージが根本から変わります。
これを徐福が日本に持ち込んでいたとすれば、
東に進んだヘレニズム文化の終着地として、
最高の研究が日本に結実していた可能性があります。

私がアレクサンドリア大図書館を推し、
徐福王朝の姿の復元を行っているのも、
多少の価値が見いだせないでしょうか。

明治維新以降に知らずに西洋化された日本は、
ヘレニズム的な包括的研究ではなく、
キリスト教的な世界観への反動を持ちつつ
根本では類似した部分を持つ学問が流行りましたが、
日本のアイデンティティーをベースにした活動の模索には、
徐福王朝の姿の復興に意義はあるのではないでしょうか。

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